約 3,515,435 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1705.html
ばうんてぃはんたー 希少種狩り 29KB 虐待-普通 制裁 理不尽 駆除 野良ゆ ゲス 希少種 現代 独自設定 独自設定多数 街に蔓延るゆっくり達の群れ。 その多くは、飼いゆであることを放棄して、野生に導かれるまま外界へと飛び出したゆっくり達。 箱入り娘のゆっくり達は、家から離れ過ぎて帰還することが出来なくなった。 野良生活をしている先住者に襲われて絶命するゆっくりも珍しくは無い。 しかし、その中で特殊な事例が存在する。 特異的な能力を秘めた希少種と呼ばれる者。 それらは野良を導き、社会に仇成す事態を引き起こす可能性が高い。 希少種の下種は性質が悪いのだ。 大事件を起こして世間を騒がすと責任者の首が飛ぶ。 事態を重く見た飼い主は依頼をする。 捕獲目的などではない。 始末を求めてサイトを開く。 そのサイトの名は、バウンティハンター。 「……ヒマね~」 「そうだね」 大きな音を立ててコーラを啜るお姉さん。 それに相槌を打つのは短髪の青年だ。 ポテトを摘みながら穏やかに返答している。 「ヒマ! ヒマなのよーっ!」 バタバタと足を振りながら駄々を捏ね始めるお姉さん。 その足が青年の脛を何度も蹴り上げる。 「そのうち、何か良いことあるよ」 嫌な顔一つせずに宥める青年。 良く言えば、人間が出来ている。 悪く例えるなら……枯れている。 俺はそんな親友達を横目で見ながらサイトを検索する。 実際、暇なのだ。 最近は大きな仕事も入らず小物ばかりの状況が続いていた。 手持ちが芳しくない為、ファーストフードで腹を満たす毎日。 「ポテト飽きたなー」 「まあまあ、これもどうぞ」 ブツブツと文句を言うお姉さんにアップルパイを差し出す青年。 渋い面を笑顔に変えて受け取るお姉さん。 「太るぞ」 俺が告げたありがたいお言葉。 それに対して、殺人ビームが飛び出しそうな視線を向けてくる親友。 ……軽率だったかな。 もしかして、命の危機に直面しているのか? 「…やめでぐだざいっ! あがぢゃんがえじでぇえええぇええっ゛!?」 聞こえて来た悲鳴。 窓の外から発せられたようだ。 その声は店内に響き渡った。 皆一様に、『いったい何事?』と、窓の外に視線を移す。 「かわいいあがぢゃんなんでずううぅうっ゛! でいぶのあがぢゃんなんでずぅううっ゛!?」 「でいぶだってよ! 馬鹿じゃね?」 「そうだな、醜くて見ていられないぜっ!」 歩道に泣き伏せるでいぶ。 それを囲むように子供は陣を組んでいる。 子供の片手には、一体の子ゆが握られていた。 既に口からは餡子を垂れ流して虫の息のようだ。 「可愛い赤ちゃんを見てゆっくりしたなら、あまあまちょうだいねっ? ……ふざけた事抜かしてんじゃねぇっ!」 「全然ゆっくりできねぇよっ!」 「ゆっくり出来なかったから責任取ってね!?」 「ゆぐぶっ゛!? いだいよぉおっ゛! でいぶをげらないでぇええぇえっ゛!?」 でいぶを袋叩きにする子供達。 執拗に蹴り続ける。 「あまあまだっけ? 今やるよっ!」 息を荒くした一人の子供が掴んていた子れいむを握り締める。 子れいむは、全身に圧迫を受けて激痛が渦のように襲い掛かってきた。 悲鳴をあげながら身を捩って脱出を試みる。 「ゆぎゅうっ゛!? ちゅぶぅれるぅうううううぅううっ゛! まぁにゃああぁっ゛! だぁずげでぇええぇえええぇええっ゛!?」 しかし、全く抜け出せない子れいむ。 丸い体は握り締められて、ひょうたんのような形に姿を変えていた。 肌は真っ赤に染まり、耐えようとしていても口から流れる餡子は止まらない。 「やめでねっ゛! いだがってるよっ゛!? あがぢゃんにひどいごどじないでぇねええっ゛!」 このでいぶも良くあるゆん生を辿っていた。 強引にすっきりをされて子を宿し、潰す事をせずに育てることを決めたでいぶ。 赤ゆから子ゆに育てるのは難しいことではない。 多産した赤ゆを将来的に有望視された赤ちゃんに与えれば延命処置など容易い。 自分に似てない赤ゆを殺し食料にしていたでいぶ。 従わない赤ゆを潰して餡子玉に変えてきた。 しかし、今まで巣に溜めた食料と赤ゆを全部食い尽くしてしまった。 困ったでいぶは街に足を運ぶ。 可愛く育った子れいむを見せれば食料調達など容易い。 そう思っていたからだ。 手始めに見つけた人間の子供達で予行練習をするつもりだったのだろう。 こいつらなら容易いと。 でいぶは、絶対に声を掛けてはいけない連中に関わってしまった。 「ぶぎゅうぅうううぅうううううっ゛!?」 「うわぁあぁあああああっ゛! あがぢゃぁあああぁああんっ゛!?」 「わははははっ! ぶぎゅうっ゛!? だってよっ!」 「赤ちゃーん! とか、笑えるよなっ!」 「ほら、あまあまだぞっ! いっぱい食べなっ!」 でいぶの目の前に赤れいむの残骸が投げつけられた。 原型を留めない餡子の固まりは、歩道で醜く広がって平たくなっていく。 まん丸でぷっくりとした子れいむの面影は何処にも無い。 「ゆぐぅうっ゛!? どぼじで……どぼじでっ゛! でぇいぶのあがぢゃんだげが、ごぉんなめにあうのぉおおぉおおっっ゛!?」 でいぶは子れいむに力なく舌を伸ばす。 死んだと認めたくないのだろう。 子れいむに赤い舌先が触れる寸前、空から小さな影が差す。 「どーんっ!」 「ゆっ、ぎゃぁああぁあああぁああああっ゛!?」 渾身のスタンプがでいぶの舌を潰す。 足裏を左右に振動させて踏みにじる。 でいぶの舌は途中から千切れた。 「お前、最高っ!」 「これからは人間に命令するなよ?」 「次は潰すからな!」 ハイタッチを交しつつ、その場から立ち去る少年達。 残されたでいぶは、餡子の塊と自分の舌を見ながらすすり泣いていた。 計画とはまるで違った悲惨な未来。 やり直す気力さえも湧いてこない絶望感。 でいぶは、虚ろな目をしながら道路に向かって歩き出す。 瞬間、餡子の花火が道路上に散らばった。 しかし、この中で一番不幸だったのは、でいぶを轢いた運転手だと言わざるをえない。 餡子がこびり付いた車体下を洗わなければならないのだから。 店内の客は一部始終を見ていた。 果たして、その感想は? 「「「 なーんだ。ゆっくりかー! 」」」 終了。 口々に呟いて食事に戻る。 子供達がでいぶを生かしたのは甘いとの感想談義に花が咲く。 少し、店内の活気が増した。 「…あの程度よね~」 「そうだね」 「まあ、でいぶだしな」 俺達の感想も終了。 でいぶは見飽きていた。 お腹いっぱいなのだ。 それは、あるイベントに参加した時の事。 企業が宣伝のために逃がしたゆっくり達。 故意に放たれたゆっくり達は、全員でいぶ。 街に投下されたでいぶの数は百体。 その中に大当たりが仕込んである新しい試み。 イベント名は、" でいぶ無双 " 「失敗よね」 「失敗だよね」 「失敗だ」 逃がされたでいぶ達は予想通りに増えた。 めっちゃ増えた。 潰しても潰しても当たりが出てこない。 今では街に拡散して手がつけられない状況だ。 雑魚を抹殺しても鼻くそ程度の報奨金しか得られない。 当然、ハンター登録者も参加しない異例の事態になっていた。 「頑張ったんだけどね」 「頑張ったね」 「頑張った」 装備をフルに使って壊滅を試みた一部のハンター達。 何故、数グループはでいぶを全滅をさせる為に一致団結をしたのか? それは、このままでいぶを放置すると、高額の賞金首を殺されるかもしれないから。 影で殺されていたら手も足も出ない。 それと、街の平和がほんの少し。 俺達は頑張った。 でも、……完全に駆除は出来なかったのだ。 大きな石を持ち上げると出てくる団子虫。 ぶっちゃけ、その確立を上回ってエンカウントする増加でいぶ。 何かに例えると、作業員が現場のトタンを横にずらす。 そこからでいぶが面を出して、嫌らしい瞳を作業員に向けながら、 『 ゆっ? ここはでいぶのゆっくりぷれいすだよっ? 』 とか、ほざいたでいぶを開口一番に踏み潰しても、その周辺には三十匹いるのだ。 それが、今の現状。 こいつらの二つ名は、" ゴキブリでいぶ " 企業は対応に追われているらしい。 「ゴキブリは嫌だな~」 「ゴキブリは嫌だね」 「……おっ?」 携帯サイトに新規情報が入ってきた。 高額、早急、抹殺希望、生存不可。 固体情報は特殊バッチ所持。 特殊項目は、……希少種。 「仕事だ。今回はチームで挑もう」 親友達は神妙な顔をしながら内容を尋ねてきた。 その気持ちは痛いほど解る。 俺は険しい顔をしていたに違いない。 何故なら携帯サイトに浮かび上がった平仮名文字。 " 特殊危険任務 " の、注意書きが赤く輝いていたのだ。 裏路地を必死に逃げるゆっくり。 蛙と蛇の髪飾りを付けている。 「はっはっはっ! ふりきれないっ!」 揺れる髪は緑色。 意思の強さを黒い眼差しの奥に秘めた希少種。 ゆっくりさなえは、追っ手を撒く為に必死で走る。 「ゆっほーっ! でいぶのおっよめさんになってねーっ!」 「にがさないよっ! ゆっくりあきらめてねっ!」 「かわいいあかちゃんつくってあげるよっ!」 さなえの後から追撃してくるのは、ゴキブリでいぶの集団だ。 今まで見た事のない極上品に大興奮。 能力を超越した華麗な動きでさなえに迫る。 「はっはっは、……はぁぅうううっ!?」 「ゆっへっへ! ここは、とぉおさないよぉおおおっ!?」 さなえは、曲がり角に待ち構えていたでいぶに押し倒された。 でいぶの涎がさなえの顔に滴り落ちる。 周辺には多くの仲間が群がっていた。 舌をベロベロと空に漂わせながら、さなえに迫るゴキブリ集団。 「ひっ……っ!?」 さなえは恐怖を受けて小さな悲鳴を漏らした。 それを聞いたゴキブリ共は、更に興奮しながら近づいていく。 ぺにぺにを大きくさせながら蠢く集団。 さなえは絶望を感じて助けを求める。 しかし、口が縦に開かない。 悲鳴を上げても助かる可能性は薄いだろう。 さなえはこの状況の中、冷静に分析を始める。 「でいぶのあかちゃんはかわいいんだよっ!」 「いっぱいすっきりしてあげるねっ!」 「すっきりをしてゆっくりできたら、たべものさんをかりにいってねっ!?」 子供を作った後で狩りに行けというゴキブリ達。 さなえの頭の奥に怒りが宿る。 『手篭めにされてたまるものかっ!』 さなえの相貌に鋭い光が満ちていく。 「でいぶのぺにぺにすてきでしょっ!? これから、いっぱいゆっくりさせて…あげる……から?」 一匹のゴキブリが口をつぐむ。 下を見たらぺにぺには無くなっていた。 切り口から餡子が迸る。 隣のゴキブリは体を両断された。 バターのように切り裂かれた半身は、汚い路上に醜く転がる。 「ゆっ、わぁあああぁあぁっ゛!? でいぶのぺにぺにがぁああああぁあああああっ゛!」 その場を跳ねながら泣き喚く。 着地する度に命が削られていく事を理解していないようだ。 切り口から吹き出る餡子と痛みは増すばかり。 周囲に助けを求めるが、仲間は既に撤退した後だった。 「だぁずげでぇええええぇええぇぇっ゛!?」 ゴキブリは、問答無用でお食べなさい状態に昇華完了。 鈍い音をさせながら左右に倒れた。 さなえは息荒く体を激しく上下させている。 その口元には鉄で作られたようなリングが咥えられていた。 鈍く光るその小さなリングは、 役目を終えたと感じとったかの様に、空気中にさらりと溶けて消失した。 ファーストフードを後にして歩く三人組。 それぞれの視線は携帯画面に釘付けだ。 「危険任務って始めてよね?」 「そうだね。今まで見たことないよ」 俺は頷きだけで友人達に答える。 確かに、この危険任務と言う物は都市伝説だと思っていた。 カテゴリー的には存在する。 依頼は無いだろうと誰もが考えていた。 危険任務とは、ハンター達に怪我以上を負わせる可能性を指し示す警告に近い。 当然、成人以外は依頼を受けることは出来ない。 管理の段階で弾かれる。 「キメラ……で、いいのかしら?」 「う~ん。どうなのかな」 固体情報には合成研究の文字。 特殊事項に多数の能力を付加した危険体との項目が追加されていた。 警察も動き出す可能性はある。 しかし、事件性が無ければ動かないのも事実。 被害届は出されていないのだから動きようが無い。 「とりあえず、見つけ出さないとね!」 「そうだね。見つけ出して……フヒヒ」 軽やかに鞭を取り出すお姉さん。 閃光を見ながら悦に入りだす青年。 本当に道端でするのは辞めていただきたい。 「手分けして探すか?」 俺の意見に頷く友人達。 持ち場のテリトリーを探索して情報を分け合う。 それだけで見つかる可能性は上がる。 「よし、それでは……」 「フハハハハッ! 庶民諸君!」 俺はテキパキと役目を告げる。 友人達と真面目な顔をしながら意見を交わす。 「俺はここに行く」 「私はここね」 「僕は装備を取ってきたいな」 「フハハハハッ! 庶民しょくーんっ!?」 さすが我が親友。 装備を怠っては勝利は無い。…か。 中々良い事を言う。 「俺も弾丸を補充してくる」 「私はこのまま向かうわ」 「じゃあ、また後でね」 「きけええぇええぇえぇぇええぇえぇぇっ゛!?」 俺は煩い馬鹿に視線を向ける。 その冷たい眼差しで満足した安い男は笑顔を浮かべた。 「フハハハハッ! 我の挨拶を無視するなど……万死に値するっ!」 こいつは貴族かぶれの馬鹿一号。 説明終わり。 「我が名刀の切れ味をみよっ!」 バカの側に居た従者が、片手に掴んでいた大きめでいぶを空中高くに放り投げた。 でいぶは、『お空を飛んでるみたい!?』 などと、余裕をかましながら落下してくる。 それを確認したバカは鋭い眼差しをでいぶに向けた。 片手は鞘を包み込むように添えられている。 腰に下げた刀の合口が抜かれたと同時に走る剣閃。 居合で虚空に煌く刀の軌跡。 それは、縦方向に鋭く走り、空を飛んでいたでいぶを両断する。 「ゆびゃあぁああああっ゛!? いだぁああぁああいっ゛!」 地面に落ちたでいぶが悶えている。 頭が醜く陥没していたが、徐々に盛り上がり大事には至らないようだ。 痛そうに体を転がすでいぶ。 とても元気いっぱいだ。 「どっ、どうだっ!? 我が、" ムラムラマサ " の切れ味はっ!」 手に掴んでいる刀を天高く突き上げる、最大級のバカ。 装備はスポーツチャンバラ用を改良した物を使っている。 その刀身は真っ黒で、とても柔らかい素材で作られていた。 「「「 よしっ、行動開始! 」」」 「ゆっくり話を聞いてねぇええぇえええぇっ゛!?」 俺達は瞬時に散開して行動に移る。 当然、バカは置いていく。 でいぶはちゃんと始末していきなさい。 「くそっ! くそぉおおぉぅ゛!? こんな役ばっかしっ!」 「ゆびゅっ゛! やべでねっ゛! でいぶつぶれじゃうよっ゛!?」 地面に転がっているでいぶを執拗にスタンピング。 ムラムラマサより強力だ。 今後は体術をメインに活動して頂きたいところだな。 俺達は、その自称ライバルを置き去りにして狩りを開始する。 さなえは、ふらふらと街を歩く。 あれからでいぶを、何体切刻んだのか覚えていない。 お腹が空いて、散らばった遺体を食べようとした。 でも、あの顔をしたゆっくりの残骸だと思うと、口に入れる気は起きなかった。 ゴミ箱の周囲に転がっていた食べ物。 それは、食べ物とは言えない生ゴミの腐敗臭を漂わせていた。 「おいしく……ありません」 さなえは口にする。 じゃりじゃりと砂を噛むような感覚。 伝わる味は、強烈に感じるすっぱい刺激のみ。 噛めば噛むほどマズく変化する食べ物に耐え切れなくなったさなえ。 残りの生ゴミは丸呑みで飲み込む。 無理矢理、体の奥に流し込んだ。 「うっ…、うぇえええぇえええっ、うぇええぇえええええんっ」 頬を伝う涙。 それはとても甘く、生ゴミに甘味を染みこませる。 しかし、腐敗臭に打ち勝つことは無かった。 流した涙の水分を補充しなくてはならない。 さなえは側に溜まった泥水を口に運ぶ。 「ごくごく、うっ…ぇええええぇえっ」 苦い味が口いっぱいに広がる。 涙が目尻に溜まり溢れ出す。 我慢しても止まらない。 深い悲しみは、さなえを惨めな気持ちにさせるだけ。 緑色の髪を泥色に汚しながら、最低な食事を取る希少種。 「ゆっ! どろくさいゆっくりだよっ!」 「でも、……めずらしいゆっくりだねっ!」 「でいぶのおよめさんにしてあげるねっ!」 そこに現れるゴキブリ軍団。 さなえに食事後の休憩をする暇さえ与えてくれない。 「……!」 さなえは声のした方に視線を向けた。 臨戦態勢で迎えなければやられてしまう。 キツめの胆をゴキブリ達に飛ばす。 ゴキブリ達は余裕綽々だった。 何故なら、先程みっともなく泣き伏せるさなえの姿を見たからだろう。 片側に大きく口端を吊り上げながら威嚇行動をしてきた。 さなえは警戒しながらゴキブリとの間合いを計る。 鉄輪で仕留めるのは距離が重要なのだ。 今の段階で口から射出する技能は無い。 泣いて真っ赤になった瞳をしたさなえは、慎重な足運びで事を進める。 さなえの周囲を嫌らしい瞳をしながら歩いていたゴキブリ達。 すると、何故かゴキブリ達に変化が起こった。 一匹はふらふらとしながら遠くを見つめ出す。 他の固体も似たような症状だ。 その後、さなえの周囲に集まり始める。 さなえは身を硬くして警戒したが、ゴキブリ達は無防備に背を向けた。 それは、まるでさなえを警護するかのような佇まい。 突然の事態に呆気に取られたさなえは首を傾げる。 その相貌の黒目の部分。 今は、真紅に光り輝いていた。 日が沈み始めた。 周囲は薄暗くなり探索は困難。 俺達は集合してこれからの事を話し合う予定だ。 近くのコンビニへと足を運ぶ。 「やあ」 「どうだったのかしら?」 俺は無言で首を振る。 戦友達は溜息をつきながら落胆の表情を浮かべた。 「ゴキブリはいっぱい居るのよね…」 「そうだね。ゴキブリは何匹潰したか解らないよ」 やや疲れた顔でパンを齧る青年。 携帯の画像に映し出された金額は微々たるものだった。 ユーコードを取り込んだ涙ぐましい努力は称えたいと思う。 「俺は…これからは無視だな」 ボソリと呟いた俺の言葉に反応した戦友達。 その表情は背定を示していた。 青年は携帯を折りたたむ。 ユーコードと呼ばれる情報端末。 携帯で取り込むと瞬時に識別されて固体情報を得られる。 その使い方は多種多様に渡る。 賞金首を狩った報告や、病院などあらゆる場所に利用されていた。 ユーコードは、どのような固体にも登録させる義務がある。 高級品などランクは関係ない。 大雑把に言えば、市場に下ろす個体はユーコードを付ける。 コードは粗悪なプリントから、凝った装飾までピンキリだ。 その扱いにはランクの壁があるのかもしれない。 下級量産型は黒印一つなのだから。 しかし、個人宅で生まれたゆっくりに対しては自己申告。 ユーコード自体は遺伝しない。 完全に後処理で付ける媒体なのだ。 そこで、基本は、" 飼う " ゆっくりだけにユーコードを与える。 コードが記されていない虐待用が逃げ出しても痛くも痒くもないからだ。 当然、無印のゆっくりが逃げ出した事による弊害は出てくる。 「一銭にもならないのよね…」 「いや、一銭以上にはなるよ」 ユーコードが記されていない野良ゆっくり。 これらを潰しても携帯で取り込む情報が無い。 残骸を集めて決められた施設に運ばなければお金は貰えないのだ。 これは、とても面倒くさい。 無印の赤ゆが野良で繁殖すればするほど、ターゲットを仕留めにくくなる。 なので、機関が対策を練っている最中にでいぶ増殖騒ぎ。 ほとんど、お手上げの状態だ。 「さて、これからどうする?」 俺は視線を上に向けながら呟く。 ターゲットが見つからなければ話にならない。 それも、かなり高額なこの一件は早期解決してもおかしくはない。 目の色変えた大勢のハンターが探索していると容易に想像できる。 無駄な時間を使ってばかりはいられない。 「でも、…ね」 「そうだよね」 暗い顔で携帯に視線を落とす戦友達。 画面に飛び交う情報は膨大で、どれを信じて良いのか見当もつかない。 俺も諦め気分でパンを齧り始める。 「……?」 建物の影にはでいぶの姿。 俺をジッと見つめていた。 いや、様子が変だ。 視線は俺を見つめているのかどうかも解らない。 ふらふらとした足取りで踵をかえし、何処かへと歩いていく。 俺は確信した。 「あれを追うぞ」 「ただの、ゴキブリでしょう?」 「あれが気になるのかい?」 戦友達はでいぶの背中を見ながら質問を投げかけてくる。 言葉の通り、ただのでいぶだと思っているのだろう。 しかし、他とは決定的に違う部分を指摘する。 「俺のパンを見て、寄越せと騒がなかった!」 「「 なるほどっ! 」」 俺達はでいぶの尾行を開始した。 暗くて狭い所で目が覚めた。 頬には涙が伝っている。 さなえは怖い夢を見ていた。 生まれたばかりの小さな体。 そこに、いっぱいの管を差し込まれて何かを注入された。 泣いても騒いでも辞めてくれない。 体を引き裂くような激痛にも耐えた。 姉妹が居たのかは記憶に無い。 ずっと一人だった。 いや、白い服を来た人間はいっぱい居たのを覚えている。 分厚い透明なガラスと呼ばれる外部の部屋にたくさん座っていた。 なにやら、難しい羅列がこんぴゅーたー?に映り高速で流れていく。 側には得体の知れない塊。 それが自分の中に入れられると知った時、暴れた記憶が今でも鮮明に残っている。 ガラスに体を何度も打ちつけた。 もう、このまま死んでもいいやと思いながら。 そう思っていたら急に眠くなる。 朦朧とした意識で周囲を確認すると、繋がった管から白い物体を体内に送り込んでいた。 目を覚ました時には、成功だと喜ぶ人間の姿。 それに共感は何一つ湧かず、頬から一筋の涙が溢れた。 「ここは、さむいのね……」 さなえは体をぶるりと震えさせる。 恐怖なのか気温で震えたのは解らない。 悲しそうな瞳をしながら視線を下に向ける。 あれから、人間は来ない。 追っ手を向けられるのは理解していた。 さなえは施設から脱走した希少種なのだから。 「……」 「……ゆ」 「ゆ…」 さなえ周辺に立つゴキブリ。 いや、でいぶ達。 目は虚ろでふらふらとよろめいている。 さなえの赤い瞳に魅了されて操り人形と化したでいぶ達。 「あっ……」 さなえの腹の虫が可愛い音を鳴らす。 羞恥で頬が赤く染まり、罰悪そうに周囲を見渡した。 「ゆっ」 「えっ…あ、ありがとう」 一体のでいぶは、大きく口を開けて内容物を地面に広げた。 生ゴミでは無いまともな食べ物。 さなえは恐る恐る口に運ぶ。 「あなたたちは……たべないの?」 見上げながら問い掛ける。 しかし、反応は全く無い。 でいぶ達の急激な変化。 押し黙りながら立ち尽くす。 「うわっ! ゴキブリかよっ!」 人間の怒声が周辺に響いた。 さなえはビックリして体が跳ねあがる。 そのまま、体を折りたたんで小刻みに震えながら声を押し殺す。 「構うなよ。行こうぜ」 「ったく、何処に居るんだよっ!」 捨て台詞を吐いた男の声が遠ざかっていく。 さなえは、ほっと一息ついて胸を撫で下ろす。 落ち着いたさなえが視線を上に向けると、立ち尽くすでいぶ達の姿。 その頼もしい姿を見たさなえは感謝の涙を流した。 「…あ、かえってきた」 さなえが眠る前。 お腹が空いたと一言零した時に、群れの一体がふらふらと敷地を飛び出していった。 戻って来てと叫んだが全く止まらず、帰りを待っていたら眠ってしまったらしい。 「おかえ…り…?」 さなえの顔は驚愕に彩られる。 言葉を途中で止めて体を奥へと押し込む。 「ここか?」 「ゴキブリばっかりなんですけど?」 「う~ん。ビリビリタイム?」 ふらふらと歩を進めるでいぶ。 その後には、三人の人間。 敷地に迫って来た。 間違いなく自分を探しているのだと確信したさなえ。 目を瞑り覚悟を決めた顔になる。 さなえは静かに鉄の輪を形成し始めた。 敷地に広がるのはでいぶ軍団。 ただし、目が虚ろ。 ちょっと怖い。 俺の隣に居る友人は引き気味で様子を見ていた。 「これは、何処から手をつければいいのかな?」 「もー、本当にいるのかしら?」 戦友達は敷地内に足を踏み入れた。 でいぶ達は反応を示さない。 完全に素通り状態。 「うーん。ビリリたいなー」 「ちょっと! そこから退けなさいっ!」 物陰を探す戦友達。 バチバチと閃光を宙に撒き散らしながら移動する青年。 ライト代わりだろうか? そこは携帯のライトを使って欲しい所だ。 俺は腕を組んで入り口で立っていた。 これは逃走経路を潰す重要な役目だ。 周辺に神経を研ぎ澄ませて探索を怠らない。 「…ん?」 俺は携帯のライトを二回点灯させた。 これは、探索停止の合図。 周辺に閃光を撒き散らす友人のお手柄。 ある物影で不可解な反射を確認した。 その奇妙な光を注意深く見ていると、嫌な感覚が浮かんで膨れ上がる。 あれは、良くない物だ。 「……」 俺は手を上げて軽く振る。 友人達は壁から離れて動向を見極める体制に入った。 互いに頷きあいながらでいぶ軍団を掻き分けて奥に向かう。 懐から銃を取り出す。 これは愛用のガスガンだ。 冬場は懐で暖めないとガスの威力が弱まってしまう。 かなり旧式で、今は使い手が少ない希少装備。 でも、それなりの利点は存在する。 利点は持ち運びと使いまわしが容易なこと。 もう一つは、……弾丸を自在に変えられることだ。 リボルバーを手で回し、最適な弾丸に切り替えた後、激鉄を引いて狙いを定める。 「食らえっ!」 飛び出した赤い弾丸が目標に向けて空を切る。 物陰に潜むさなえ。 口元には形成完了した鉄の輪が咥えられていた。 この切れ味は鋭い。 でいぶ達で実証済み。 さなえは、『人間を切り裂いたらどうなってしまうのか?』と、考えている。 さなえは震えが止まらない。 硬い鉄の輪を噛み締めながら必死に耐える。 先程から断続的に光り輝く閃光は、さなえの恐怖心を悪戯に煽っていく。 瞳に涙を溜めながら、" その時 " を、ただひたすらに待つ。 ふと、閃光が止んだ。 静寂が辺りに満ちる。 さなえは首を傾げながら顔を少し上げた。 瞳に映るのは暗闇のみ。 安堵の溜息をするその瞬間。 凄いスピードで飛来した赤い塊。 小さな粒はさなえの側で弾け飛び、濃厚な雫がさなえの体に付着した。 「うっ、…きゃぁあああああぁああああああっ゛!?」 焼けるような痛みを伴なう赤い染み。 鉄の輪は意識を乱すと同時に霧散して消えた。 たまらず悲鳴をあげたさなえは外に飛び出す。 そこには、先程見た人間達がさなえを待ち構えていた。 「これが、危険?」 「特定危険対象者…?」 戦友達はさなえを見て驚いていた。 実際、希少種は高価な物なので気軽に買えるものでは無い。 だが……、決して買えないものでは無い。 別段、認識した部分から逸脱しない普通の外観に驚いているようだ。 「食らえっ!」 「…!」 俺の放った弾丸がさなえを横を掠める。 当たれば必殺。 しかし、暗闇で狙いが定まらない。 「いやぁあああっ゛!?」 体に赤い染みを無数に付けたさなえが吼える。 すると、周囲のでいぶ軍団はのそりと動き出した。 虚ろな目を狂気に変えて、俺達を襲い始めるっ! 「くっ!?」 俺は狙いを変更せざるを得ない。 目標はでいぶ。 このままでは劣勢に立たされるからだ。 「ゆごぉおおおおぉっ゛!」 B級ホラー顔負けで迫るでいぶ軍団。 片目を瞑りながら引き金を絞る瞬間。 「おごぉおおぉおおおおおぉおっ゛!?」 襲いかかって来た数体のでいぶが遠くに飛んでいった。 落下点に蠢いているでいぶを巻き込んで派手に転がっていく。 俺の目の前に、鞭の撓りと閃光が迸った。 「接近戦は私達に任せなさいっ!」 「ヒャッハァーッ!」 頼もしい戦友達だ。 遠距離戦は俺に任せる頭の切り替えの速さ。 長いこと友人をやっている阿吽の呼吸。 しかし、人通り少なく住宅から離れた敷地の奥。 街灯も乏しく、灯りに期待は持てないだろう。 たまに飛び散る閃光は、視界を明るくするどころか邪魔にしかならない。 「ヒャッハッハーッ!?」 「心配するな! 問題ない」 俺は青年の言葉に答えて狙いを定める。 片手に携帯を、片手に拳銃を。 これで全ては解決だ。 ライトに照らされたさなえの怯える顔を捉えた。 「終わりだっ!」 特殊配合した弾丸がさなえに迫る。 俺は完璧に仕留めたと確信した。 でいぶ達は盾になろうと移動しているが間に合わないだろう。 任務は完了だ。 「――――――――――!」 「なっ!?」 さなえの声無き悲鳴。 それに呼応したのかのように、大きな柱が姿を現す。 御柱は俺の弾丸を難なく受け止めて塵と化した。 普通は起こりえない事態。 これは、危険だと改めて悟る。 「―――!」 「ありえないっ!?」 「何なの!? あの子はっ!」 「ヒャッハーッ!?」 さなえの周囲が歪む。 空間に亀裂が生まれていく。 他種が持つ稀有な能力。 しかし、所詮そこはゆっくりだ。 移動できる距離は数十歩先。 鉄の輪を向けられる事に比べたら脅威は感じなかっただろう。 だが、時刻と場所が不味かった。 周辺は暗闇に包まれて、一寸先を視認するのも困難な状況化。 それに加えて暴れでいぶ軍団も居た。 見失えば致命的。 連続移動されてしまっては追えなくなってしまう。 俺は顔を青くして戦友達に振り返る。 しかし、どちらも首を振るばかり。 諦めムードが漂う敷地内。 もう、絶望的だと空を見上げようとしたその時。 眩い光りが敷地を照らす。 「フハハハハッ! 苦戦してるようじゃないかっ!?」 そう、バカが来た。 高価なスーツを身に纏い、偉そうにふんぞり返る大馬鹿野郎。 もとい、俺達の好敵手が姿を現した。 その側に光り輝くのは巨大なライト。 敷地を隅々まで照らし、その全貌を明らかにさせた。 「助太刀いたすっ! とぉおおおおおっ!」 バカは最大の見せ場で声を張り上げて、でいぶ軍団に挑む。 「はぁあああっ! ……うわぁあああぁあああっ゛!?」 ペコンと小さく音を立てたムラムラマサ。 でいぶ軍団に与えた打撃はノーダメージ。 バカはでいぶの波に飲み込まれて消えた。 「…鞘で殴ればいいのに」 その一部顛末を聞いていた俺はボッソリと呟く。 あのバカの装備は刀。 刀身は法律上柔らかい素材で作られておる。 しかし、居合に拘るスタイルをとっている為か、鞘は頑丈鉄作りなのだ。 本体より強力な装備補助。 笑い話にしかならない。 「…さて」 俺は視線を外さずに見ていたさなえに言葉を紡ぐ。 「今から打つ。いいな?」 「…はい」 さなえは頭を垂れる。 涙を流しながら俺を見つめていた。 「…でいぶさんは、たすけてあげてください」 「約束は出来ない」 俺の言葉に頷くさなえ。 でいぶを魅了して計らずとも利用した事が心苦しかったのだろう。 最後は自分だけ逃亡をしようとした。 致し方ないとは言え、事実は変わらない。 「…さようなら。もっと、ゆっくりしたかったわ。……なんてね」 さなえの最後の遺言。 俺はそれを耳に入れた後、銃の引き金を握り締めた。 正気に戻ったでいぶ軍団。 敷地で騒ぐアホ共を薙ぎ倒す。 新弾丸、鞭に電気ショック。 駆除しまくった。 しかし、企業の当たりは見つからなかった。 と言うか、ユーコードすらも無い。 手痛いタダ働きをした気分だ。 「よっと」 飲まれたバカをでいぶの残骸から引きずり出す。 目をグルグルさせながら気を失っていた。 何処までもベタな奴だと感心する。 「とりあえず終わりね」 「ふー、ヒャッハーしたよ」 満足げに汗を拭い取る戦友達。 余裕の表れは携帯に浮かんだ金額が大きい。 報酬をきっちり三等分。 バカの取り分も一応相談した。 しかし、道路に居た執事っぽい人から、 『これからも、若の事を宜しくお願いします』 の言葉を掛けられた後、報奨金の取り分は丁重にお断りをしていた。 「あ、それとこいつの件は……」 「理解しております。それでは又のご機会に」 執事はバカを肩に担いで闇に消えた。 最強のライバルはこの人なのかもしれない。 「さて、帰るか」 「帰りましょう」 「帰りますか」 「どこに帰るのですか?」 俺の手元に乗っかったでいぶ。 今は、少しシェイプアップしてれいむに近い。 無駄を省いた青年の結晶だ。 良い仕事をする。 「俺の家に帰るか」 「はいっ!」 嬉しそうに笑顔を見せるれいむ。 いや、さなえか。 見た目はれいむ中身はさなえ。 ふとした事で潰されそうな危なげな存在が誕生した。 作ったのは青年。 これは最高の実験体。 だから、ヒャッハー語で生け捕りにしてくれと希望を受けた。 さなえに打ち込んだのは麻酔弾。 眠るさなえに対して青年は道具を巧みに操り、全ての情報を転写したらしい。 簡単な作業と豪語していたが、俺にはさっぱり解らない。 さなえの残骸は連絡を受けた企業が早急に回収していた。 そうとう機密部分に触れるらしい。 焦りと緊張感が痛い程に伝わってきた。 さて、こうして無くなったさなえの本体。 実はこっそり餡部分を少し拝借していた。 でいぶの山に隠していたのでボディーチェックでは気づかれなかった。 それを解析した青年の一言。 『 さなえの新ボディを作成するのは自作パソコンよりも楽 』 変な機能を入れないように青年を監視しながら、 多大なる期待を胸に秘めながら待つことにしよう。 「さて…、帰る前に飲んでいきましょうか?」 「僕は付き合うよ」 「俺は、どうするかな」 「わたしはいってみたいです!」 俺はさなえを尊重する形で居酒屋に行くことに決めた。 しかし、携帯に一通のメールが届く。 「…俺はパス。仕事が入った」 大口の新規依頼が飛び込んできた。 真夜中だが、これを見逃す気は全くない。 「へぇ、私は付き合うわよ?」 「僕も行こうかな」 「わたしもついていきます!」 賛同する親友達。 懐は既に暖かいはずなのに付き合いが良すぎるな。 まあ、もうひとつ荒稼ぎでもするか。 「行くぞ!」 踵を返して闇に消える三人と一体。 誰もが笑顔を浮かべながら新しい獲物へと向かう。 そこに賞金首の獲物がある限り、どんな危険な地域でも足を運ぶ。 俺達は最高の実験体を入手した。 唯一無二のバウンティハンター。 ・希少種を狩るお話 前回同様にアレ設定全開です 普段使わない能力とかいっぱい詰め込んでみました しかし、改めて見なおすとでいぶ祭り開催中 どうしてこうなった ・なんでも書くいつも通りの作者 そしてさなえ好き 正直、でいぶの体にさなえを入れるのはどうかと思う ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 802 我らっ!すっきりーっ!を熱く語る ふたば系ゆっくりいじめ 779 そうだ、駆除しよう ふたば系ゆっくりいじめ 764 たまたま ふたば系ゆっくりいじめ 752 おらべならい ふたば系ゆっくりいじめ 742 お呼び出し ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、6点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓↓それはお前の常識であって一般常識ではない -- 2014-03-14 12 27 18 ↓さなえがきてやったのぜ!! わかったらあまあまよこすんだぜ!! それとかわいいまり…さなえのどれいになるんだぜ!! -- 2012-07-02 22 26 22 ↓↓↓勝手に勘違いしといて何偉そうに言ってんだ知恵遅れが ↓勝手に期待いしといて何偉そうに言ってんだド低能が さなえに虐待なんて常識的にありえねえんだよ白痴が -- 2011-09-16 23 15 03 ↓↓に同じ 注意書き希少種だけじゃその前に書いてある「虐待-普通」「制裁」「ゲス」等が希少種に適応されると期待しちゃうでしょ。 -- 2011-03-07 12 01 29 さなえはゆっくりできるよー でいぶは駄目だ -- 2010-11-08 21 44 22 稀少種狩りなんてタイトルじゃ勘違いしちゃうじゃないか。 ちゃんと稀少種優遇って書いといてよ。 -- 2010-08-24 20 07 23 普通に駆除しようよ -- 2010-08-02 13 39 07 こういう話にお供は必要だよね。 -- 2010-06-08 22 52 23
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2748.html
・3作目です。 ・愛で注意です。 ・本当はもっと心温まるSSが書きたいのです。 ・技量が足りず・・・誤字脱字ごめんなさい。 「むしゃくしゃさん」 とにかく、むしゃくしゃしていた。 我が家には飼いゆのぱちぇがいる。 乱暴に家のドアを開け、帰宅した。 「むきゅ!ゆっくりおかえりなさい!・・・? むきゅ?ごしゅじんさまどうしたのかしら?なんだかゆっくりしてないわ?」 「うっさい!!!!!」 「むきゅーん!!!!!!!!!」 とりあえず蹴りあげた。 ぱちぇは涙目だ。 「ど、どうしたの!?ゆっくりしてないわ!とかいはでもないわ!ゆっくりして!!!」 「ぱちぇ・・・エレエレしたらぶっ殺すからな・・・」 「む!むきゅっ!!!!!!」 部屋の隅でガタガタ震えている。 大きさにしてバレーボールぐらいのぱちぇは子ゆよりは耐久力があるだろう。 死にそうになったらオレンジジュースがある。 「おい。もりけん。森の賢者なんだろ?賢いんだろ?!こっちこいよ」 「ぱ、ぱちぇは、、も、もりのけんじゃよ!」 ずるずると体を引きずりながら近くにくるぱちぇ。 「ほら、早くまどうしょとやら読めよ。ほら!」 とりあえず六法を投げつけた。 「ゆ!・・・かんじさんがいっぱいだわ・・・。ぱ、ぱちぇ・・・こ、こんな」 ぱちぇは震えながら口でページをめくっていた。 「読めねぇのかよ。どこが森の賢者だよ。馬鹿か。」 「むきゅ・・・・ご、ごめんなさい・・・・で、でも、もりにはこんなむずかしいまどうしょは」 右側の髪の毛をむしり取った。 「むきゅーーー!!!!!」 「次。このまどうしょ読めよ」 「いとーゆんかどーさんのちらしさんね!ぱちぇこれならよめるわ!」 何をされるかわからない恐怖におびえながら、足りない頭をフル回転させて読んでいる。 「きょ、きょうはきゃべつさんがやすいわ・・・!」 「・・・んで、いつもよりいくら安いの?」 「ゆ・・・!えぇっと・・・たくさんやすいわ!」 「はい。だめー。」 「むっきゅーん!!!!!!ゆ、ゆっくりして・・!ね・・!」 「・・・はぁ!?・・・なにがゆっくりだテメェ!!!!!!!!」 思いっきり腹(?)を殴る。 ぱちぇの顔が真っ青になり口がエレエレしそうで膨らむ。 エレエレは即死と理解してるのか、必死に吐くのを我慢しているようだ。 「で?ぱちぇは他に何ができんの?」 「け、けんじゃよ!ごしゅじんさまをゆっくりさせれるわ・・・」 「は!?全然意味不明だし。何がどうでゆっくりさせてくれんの?」 ぱちぇはパニックになりながらむーむー唸っている。 「れいむみたいにゆっくりできるお歌とやらでも歌ってみろよ。」 「ぱちぇは・・お、おうたはならってないわ・・・で、でも!」 意を決したようにキリッとこっちを見た。 「た、たびゆけーばーゆぅっくりぃぃぃ~♪ほてるゆぅっくりぃ~♪」 CMソングをゆっくりなりにアレンジして歌っている。 なんかむかついた。 ぱちぇのまだある髪の毛を掴みあげた。 ケツをふりふりとして、ゆっくりの底辺、あんよさんの部分が気持ち悪くうねうねとしている。 「おまえ。なに抵抗してんの?!馬鹿なの?死ぬの?餡子脳なの?」 「ご、ごしゅじんさま・・・!!きょうなにがあったの?!ぱちぇがわるいことしたならゆっくりあやまるわ! だ、だから・・!ゆっくりして!おねがいよぉぉ!!!」 ぱちぇは号泣している。おそろしーしーも盛大に漏らしている。 「おーおー。もう子ゆじゃねぇよな?お漏らしか?はずかしいなぁ?」 顔が恥ずかしさと悔しさで真っ赤になっている。 そのまま手を離した。 「むぎゅっ!!!!」 漏らしたしーしーの上に、べちゃっと音を立てて落ちる。 「ほら。自分の漏らしたのをきれいにしろよ。早く!!!」 「ゆぅぅぅ!!!!!!・・・・ぺーろぺーろ・・・ゆぅぅ!!!!」 ぱちぇの涙としーしーが混ざる。一向にきれいにならない。 「遅いな。全然きれいになってないぞ・・手伝ってやるよ」 ぱちぇを掴みあげてぞうきんがわりに帽子をしーしーになすりつける。 「むきゅー!!!!!!やめてぇぇぇー!!!!!」 動けるところを全力で動かし抵抗するぱちぇ。 「ゆぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!ぱちぇのおぼうしさんが・・・・」 すっかりしーしーを吸い取りぐしゃぐしゃの帽子。 ぱちぇは部屋の隅でただ泣いていた。 「ゆぐっ。ぱ、ぱちぇ、、、ぱちぇは・・・ゆわぁぁぁぁん!!!!」 お互い無言の時が経つ。ぱちぇはまだゆんゆんと静かに声を殺し泣いていた。 「ぱちぇ。こっちこいよ。ほら!はやく!!!!」 「む!むぎゅぅぅぅ!!!!」 今のぱちぇなりのダッシュで近くにきた。 「どう思うよ。」 「む、むきゅぅ!」 「むきゅうじゃなくて。なんで全然反抗しないのよ・・・体当たりとかさ、ゲスっぽいこというとか」 「むきゅー・・・。ごしゅじんさまはいつもはとてもゆっくりしてるわ・・・それに・・・」 ぱちぇはぽろぽろと涙を流しながら言葉を選んでいるようだった。 「かこうじょさんでえいえんにゆっくりしそうなときに、、、ぼろぼろのぱちぇに・・ うちにくるかってこえかけてくれたのは・・ごしゅじんさまよ・・・」 このぱちぇは加工所で捕獲された野良ゆから選んだゆっくりだ。 明らかにゲスや野良はすぐつぶされるが、飼いゆの疑いがあるゆっくりはすぐ潰されずに何日か加工所で過ごす。 加工所に見に行った時、ぱちぇは汚れてはいたが比較的きれいでゲスでは無さそうだった。 ただ、なにかよほどショックなことがあったのか、前の飼い主のことは思い出せないようだった。 帽子にはバッチを毟り取られた跡。あと何時間かで加工されそうになっていた。 前に飼っていたまりさが野良に襲われ永遠にゆっくりしてしまった。 腹いせにどれか虐待してやろうと加工所に見に行ったのだが、なんとなく気が変わりこのぱちぇを連れて帰った。 そして今の生活がある。 飼ってみてわかったのだが、やはりゲスではなく、むしろ賢い方だとさえ思った。(数字は苦手みたいだが) ぱちぇは話を続ける。 「ごしゅじんさまは、なにかむずかしいまどうしょをいつもよるおそくまでよんでいるわ・・ ぱちぇはなにもできないけど、ゆっくりすることしかできないけど、、、だけど・・・むきゅぅぅぅ・・!」 話しているうちにまた泣き出した。 「ほらほら、もう泣くな。ごめんな!ほんとごめん!」 「むぎゅぅぅぅぅ!!!!!」 ぱちぇが顔をぐしゃぐしゃにして抱きついてきた、というか突進してきた。 勢いで体がソファに倒れかかる。 ぱちぇは服に顔をなすりつけながらゆんゆん泣いている。 そのままぐしゃぐしゃの髪をなでなでしてやると、ぱちぇはさらに泣いた。 「ごめんな。ほんとに・・・あのな・・今日な・・」 「ゆん・・・ぱちぇ・・・いつものごしゅじんさまにもどってくれただけで・・ ゆっくりだから・・・ゆっくりしかできないからっ・・・ゆぅぅぅぅ・・・!」 「あー!もう泣くなって!風呂入ってロールケーキさんでも食べような!?」 「む、むきゅっ!ろーるけーきさんはゆっくりできるわ・・!」 一緒に風呂に入って髪の毛をきれいに洗う。 汚れてしまった帽子は洗濯機の中だ。 短くなってしまった片方の髪の毛は、飾りを少し上の位置で結びなおした。 床を本物の雑巾で拭いてきれいにし、ロールケーキを食べやすい大きさにきってあげた。 「むきゅー!ろーるけーきさんね!ゆっくりでき・・むきゅ? いとーゆんかどーさんのやすいろーるけーきさんね!?」 「うるせー。うまいから食うぞ!」 「むきゅ!ゆっくりいただきます!」 当たり散らした自分にものすごく反省をした。 また明日からがんばればいい。 自分にいいきかせた。 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 1274 しゃっきんさん ふたば系ゆっくりいじめ 1305 しゃっきんさん その後。 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 10作品未満作者用感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1315 むしゃくしゃさん』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/kokusouka1212/pages/16.html
いじめについて 「いじめ」は非常に卑怯かつ悪質な行為です。 人の人生を変えてしまったり、場合によっては命そのものを奪ってしまいます。 このページでは、よくいじめっ子が、いじめが発覚したあとに大人や教師に向かって言い訳として述べる 「遊びだと思ってやった」という言葉が使われないように、 どのような行為がいじめであるかを詳しく記載しています。 いじめだと認定される行為一覧(随時更新または追加) 相手が嫌がっているのに、どついたり、おごらせたりする行為。 2.授業中、一人の人間に向かって罵声をあびせたり、相手の名前をふせつつも相手に分かるように中傷する行為。 3.暴力行為。 4.相手の机やその他近辺にゴミをいれたり、虫いれたりする行為。 5.相手にゴミを飲ませたり、それ同等のことをする行為。 6.相手の弱みなどを握り脅迫したり金銭を要求する行為(この行為は犯罪です。未成年であっても裁かれます) 7.根も葉もない噂を流す、もしくは本人が周りに知られてほしくない事を噂で流す行為。 8.万引きや犯罪を相手に強要する行為。 9.クラス全体で一人の人間ははぶいたり、言葉で攻撃する行為。 10.相手に自殺するよういったり、またはそれと同等の言葉を吐く行為。 11.いじめを傍観する行為。 12,性的な行為を相手が嫌がっているのに強要する行為。(レイプなどをした場合、男女関わらず犯罪になります) 13,相手が持っているものを破壊したり、落書きをしたり、盗む行為。 14,「友達だよね」といって威圧感をだして、相手に反論させたり反抗できないようにする行為。(精神的に被害者が苦痛を受ける可能性がある。) これらの行為は決して許されることではありません。 11番の傍観する行為でさえ、加害者と同じ位置になってしまうことをよく覚えておいてください。 現在いじめを受けている人たちへ。 はじめまして。狐仮面の管理人です。 今すごく辛いと思います。 私も小学生から高校にかけていじめを受けました。 辛かったし、学校行きたくなかったです。 でも、両親に相談することができませんでした。 父は、仕事で忙しく、母は、精神の病気で寝込んでいたからです。 私は結局高校を卒業しましたが、いじめがトラウマになり、気力がなくなり、勉強や人間関係の構築ができなくなってしまいました。 大学にもいけず、仕事もいけない。そんな感じです。 いじめによって私の人生は、変わってしまいました。 夢も希望を無くなってしまいました。 皆さんにはこんな人生を送ってほしくありません。 今いじめにあっている方はまず初めに、両親に相談してください。 打ち明けるのはすごく大変なことだと思いますが、打ち明ければ一人で抱えこまなくてよくなります。 両親でなくても身内であればどなたでもかまいません。 まずは打ち明けてみましょう 両親が動いてくれるかもしれません。 次に、それでも学校に行けと両親にいわれたり、両親が学校にそれを伝えたりしても対処がなかったり、その他問題がある場合は次の一覧表を参考にしてください。 ただ今製作中 バナーです。賛同していただける方、またはこのサイトを広めてくれるのに協力してくださる方はどうぞご自由に持って行ってください。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1902.html
寒い日もゆっくりしようね 50KB 観察 野良ゆ 現代 『町れいむ一家の四季』冬編その2 ・『町れいむ一家の四季』冬編その2。 ・ゆっくりがお布団とかに使えそうな緩衝材の類って、 正式名称とか良く知らないので、結構適当だったりします。 『寒い日もゆっくりしようね』 D.O 季節は本格的な冬を迎えた。 森では、おうちに山盛りのごはんをため込んだゆっくり達が、 おうちの入り口を固く閉ざし、冬ごもりに入る時期である。 だが、ここ虹浦町の町ゆっくりの場合、少々状況が異なる。 というのも、町ゆっくりたちは冬ごもりをしないのだ。 最大の理由は、そもそも冬ごもりに必要な量の食糧を貯蔵できないという、なんとも深刻なものなのだが、 その一方で、人間の出す生ゴミが絶えることだけはなく、寒ささえ我慢できれば、 食料の補給は冬でもできるという理由もある。 ただし、温かい巣穴で冬の間中ぬくぬくゆっくりする野生ゆっくり達であれば、 まず気にする必要のない問題も現れてくることになるのではあったが。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 早朝。 ちょっと早めに目を覚ました人間さんも、ゆっくり達も、それ以外の動物も、 一様に身を縮め、自分の吐く息が真っ白に染まるのを確認し、顔をしかめていた。 前日までは秋の終わりに近い涼しげな気候であったのが、 この日は快晴であることも加わって気温が一気に低下し、 町全体が冬らしい姿に一変したのである。 雑草はうっすらと霜に包まれ白く輝き、地面にも白いモノがところどころ混じっている。 そんな空気も凍りついたような朝、町中の広場の公衆便所裏にある、古ぼけた木箱の中から物語は始まる。 その古ぼけた木箱には、仲の良い赤ゆっくり3姉妹と、 ちょっと頼りないが優しい母れいむの、とてもゆっくりしたゆっくり一家が住んでいた。 だがこの朝は、普段であれば明るい『ゆっくりしていってね』のご挨拶が聞こえてくるはずのおうちから、 赤ゆっくりの舌足らずな声で、苦しそうな声が漏れだしている。 「ゆぁーん。おきゃーしゃん、うんうんでにゃいよー。」 昨日、珍しく大量に集めることができたご飯を、朝っぱらから体型がなすび型に変形するほど食べたのは、 姉妹で一番食いしん坊な末っ子れいむ。 以前ちょっとした事故があり、油性ペンで全身に唐草模様を描きこまれているのが特徴的だ。 普段は、笑顔を絶やさない明るい末っ子なのだが、今日はその模様の奥にある表情も暗く、 歯を食いしばり脂汗を浮かべ、とてもゆっくり出来ていなかった。 「れいみゅのあにゃるがいちゃいいちゃいだよ!うんうんしゃんはゆっくちしちぇにぇ!」 末っ子れいむほどではないにしろ、おなかをパンパンにしながら腹痛に苦しんでいるのは、 泣き虫っ子の次女れいむ。 母れいむに一番似ているせいか、姉妹で一番知恵も体力も無く、根性も無かった。 そうは言っても、今の状況はさすがに泣き叫んでもしょうがない状況だろう。 末っ子れいむ同様、うんうんが出せずに苦しんでいるのだから。 「ゆぅぅぅ?いもうとたちのうんうんしゃん、とかいはじゃにゃいわ!?ゆっくちでてきちぇにぇ!」 妹達のあにゃるから見え隠れする固いうんうんに文句を言っているのは、 心身共に早熟で優しい長女ありす。 こちらは、妹達よりわずかに育ちが早く、子ゆっくりに近い。 狩りの苦手な母れいむに無理させないよう、自発的におうち周辺の不味い草を食べていたのだが、 結果的には十分な食料を食べることが出来たおかげで、妹達より早く成長したようだ。 長女ありすだけは、体型がいつもの饅頭型に戻っている。 姉妹の中では、一匹だけすんなりうんうんが出来ていたからだ。 みんな母れいむ自慢の、ゆっくりしたおちびちゃん達だ。 しかし、今はかなりゆっくりできていない。 赤れいむ姉妹のスーパーうんうんタイムが、生まれて初めての大ピンチを迎えているからである。 「ゆぁぁぁ、おちびちゃんたち、ゆっくりしてね。ゆっくりしてね。」 そして、まだまだ母として未熟な母れいむも、この事態にはまったくゆっくりできなかった。 町ゆっくりの起床時刻は夜明けの大分前。 普段であれば目覚めの「ゆっくりしていってね」の後、前日集めたごはんをむーしゃむーしゃして、 うんうんを出してすっきりー、その後ゴミ集積所まで狩りに行く、と言うのが町ゆっくりの習慣であった。 しかし、今日はその習慣がいきなりくじかれることになっている。 本格的な冬の到来とともに、町ゆっくり達に冬特有の流行病『べんぴ』が蔓延していたからだ。 「ゆぅぅ~、さむいさむいは、おちびちゃんたちのうんうんが、ゆっくりできないよ。」 ゆっくりの『べんぴ』の原因は、低温による、あにゃる周辺の餡子凍結である。 あんよや顔周辺の餡子はよく動かすから固まりにくいが、後頭部からあにゃる周辺については、そうもいかない。 シャーベット状になったうんうんは、あにゃるのような、小さく脆い穴からひり出すには固すぎるのであった。 その危険性、対処法自体は町ゆっくりの間でもよく知られているのだが、 ここ数年は暖冬続きであったために、町ゆっくり達の防寒対策が遅れていたことが、事態を悪化させていた。 これが成体ゆっくりなら、表皮近くが多少凍る程度なので、体を揺する程度で溶けてしまうだろう。 そこまでいかずとも、子ゆっくり程度に成長していれば、あにゃるのサイズも大きいので深刻化することはない。 つまり、『べんぴ』はもっぱら赤ゆっくりだけ、この一家で言えば次女れいむと3女れいむを狙い撃ちするのである。 とはいえ幸いなことに、代々町育ちの母れいむは応急処置も心得ていた。 「おちびちゃん、すーりすーりだよ。すーりすーり!」 「ぢゅ・・・ぢゅーり、ぢゅーり・・・」 まずはすーりすーりで体を温めてあげる。 そして次に、あにゃるとうんうんをほぐしてあげて、うんうんが出やすくなるようにしてあげるのだ。 「ゆっくりうんうんしてね。ぺーろぺーろ。ぺーろぺーろ。」 「ゆぁーん、いちゃいよ、あにゃるしゃんがいちゃいよぉ・・・『ミリミリ・・・もりゅん!』しゅっきりー。」 母れいむはとがらせた舌先で、赤れいむのあにゃるをぺーろぺーろと押し広げ、 その奥のうんうんをほぐすようにして掻き出していく。 おちびちゃん達に激痛を与えながらひり出されたうんうんは、 通常の白い湯気を立てるホカホカ餡子ではなく、シャーベット状の固い物であった。 「ゆぁーん。あにゃるしゃん、まだいちゃいよー。」 「おきゃーしゃん、うんうんしゃん、ゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆっくりしてね。すーりすーり、すーりすーり。ゆぅぅ・・・。」 ・・・・・・。 「(ゆぅ。じょうずにうんうんさせれたけど、このままじゃおちびちゃんたちが、ゆっくりできないよ。)」 母れいむは、初めて遭遇した『べんぴ』に対して、取りあえずではあるが上手く対処できた。 だが、毎日2回はうんうんをする赤ゆっくりを、 そのたびごとに必死に介抱するというのでは、母れいむだって身が持たない。 赤れいむ達が痛みを訴えるあにゃるを、長女ありすがひたすらぺーろぺーろしてあげている間も、 おちびちゃん達をゆっくりさせるべく、母れいむは自分が幼いころに教わった対処法をゆっくりと思い出す。 ・・・方法はそれほど多くない。 要は、餡子が凍りにくい環境を作ることであった。 「ゆぅぅぅ・・・あったかいおうちと、おふとんと、あったかいごはん・・・ゆぅ。」 今れいむの住んでいるおうちは、木箱にブルーシートと買い物袋をかぶせて風雨対策を施し、 段ボールと落ち葉を床に敷き詰めた、野良としてはなかなかゆっくりしたものである。 だが、それでも便秘になったあたり、あったかいおうちとやらはかなりハードルが高そうだ。 あったかいごはんとなると、火を使えないゆっくりにはさらにハードルが高い。 とにかくこのままでは、冬の間ゆっくりすることはとてもできなそうなので、 れいむは、野良には大変入手困難な3つの中で、まだしも見つかる可能性のある、 ゆっくりしたおふとんを探すことに的を絞ることにする。 「ゆぅぅぅ、ふわふわさん、あったかさん。・・・わからないよぉ。」 だが、普段の『狩り』とはやはり勝手が違う。 あったかいお布団など、簡単に手に入るなら、とっくに使っているはずなのだ。 だが、ボロタオルも、数枚重ねた新聞紙も、精一杯乾かした枯れ草も、その効果は充分ではない。 野生のゆっくりが住む地面の穴等とは違って、おうちの断熱性に問題があるせいでもあった。 こうなってくると、正直れいむも、もみあげで頭を抱えざるをえなかった。 「ゆぅ・・・おちびちゃん、とにかくきょうは、ゆっくりしたおふとんをさがそうね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」×3 当てもないおふとん探し、狩りの間に何とか良いふわふわさんが見つかればよいのだが・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家が、おうちがある広場を出発してしばらくぽよんぽよんと歩いていると、 町の所々でゆっくりした表情のちぇん達が目につくようになってきた。 皆、人間さんのおうちの壁際に積まれた木箱の上にのぼってみたり、 扉の近くなどに体をぷにょりとくっつけてゆっくりしている。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってねー、れいむ。」 「ちぇん、そんなところでさむくないの?」 「あったかいかぜさんがでてて、とってもゆっくりできるよー。」 れいむ一家が話しかけた野良ちぇんのゆっくりしている場所は、飲食店裏、網戸付きではあるが、 少しだけ開かれた窓の前の、積み上げられたビールケースの上であった。 周囲では他にも、換気扇の前だったり、壁や扉の通気口の前だったりに、多くのちぇん達が身を寄せている。 ちぇん達は皆、思い思いに屋内から吹き出す暖かい風を浴びて気持ちよさそうにしていた。 「ゆわぁ。みゃみゃ、ありしゅもゆっくちしちゃいわ。」 「ここはちぇんだけのゆっくりぷれいすなんだよー。わかってねー。」 「ゆぅ、そうにゃの?」 このあたりは元々野良ちぇん達のナワバリでもある。 子連れれいむの割り込むスペースなど、ハナからどこにもなかった。 「おちびちゃん。れいむたちは、おうちでゆっくりしようね。」 「ゆぅぅ・・・、ゆっくちりかいしちゃわ。」 名残惜しそうにしながらも、れいむ一家はふわふわあったかさんを探し求める探検に戻っていったのであった。 「あったかいよー。おいしそうなにおいだよー。ゆっくりできるよー。」 ちぇんの横からそよそよと出てくる温風は、温度も勢いも程よく心地いい、 しかも人間さんの、ゆっくりしたご飯さんの香りまでしてくるという、 野良ならよだれを垂らしてうらやましがるゆっくりっぷりだった。 「わかるよー。ここはちぇんだけのゆっくりぷれいすだよー。」 「・・・ちょっと待てぃ。」 野良ちぇんの背後には、いつの間にか人間さん。 言うまでもなく、この飲食店の店主である。 「わ、わきゃらないよー!!」 「いや、別に野良に恨みはねえけど。この店も、その箱も、俺のだし。」 「やめてねー!いぢめないでねー!わからないよー!」 店主は逃げようとする野良ちぇんの尻尾をむんずとつかんで、 くいっと箱から持ち上げる。 周囲の、風を受けてゆっくりしていたちぇん達はとっくに逃げ隠れており、 助けを求めることすらできなかった。 「それにな。ゆっくりは生ゴミ漁るし迷惑なんだよ。・・・お前も生ゴミになるか?」 「わぎゃらにゃいよぉぉおお!?ちぇんはぞんなごどぢないよぉぉおお!」 「じゃあ、何食ってんだよ。」 その時、ポリバケツの裏から黒いモノがカサカサッと1人と1匹の前を横切り、 「みゃっ!!」 別の野良ちぇんが、その黒いモノに飛びかかった。 「わかるよー『もしゃもしゃ』おいしいよー。」 一瞬野良ちぇんが振り向いたとき、 その口元からは明らかに昆虫のものであろう足がはみ出ていた。 野良ちぇんは、人影に気づくと同時に路地裏の影に逃げ込み、あっという間に姿を消してしまう。 「ちぇんたちは、りぐるしかたべてないよぉぉ!! ごはんさんは、いっつもしらないまりさとありすがもっていくんだよー!わかってねー!」 「り、りぐるね。はぁ。」 そう言われてみて、店主も思い返してみる。 ちぇん達がこの近辺に増え始めてから、ゴキブリや虫の類を見ることはすっかり減った。 一方生ゴミ漁りについて言えば、近くに住んでいるちぇん達の数から考えると、意外なほど少なくもある。 「ふーん。そんなもんか・・・。」 「わかったらはなしてねー。」 「なあ、お前。ウチの飼いゆっくりになれよ。」 「わぎゃ!?」 「ゲス共に生ゴミ食い散らかされるくらいなら、最初からお前にやる方がましだ。 ゴキブリ退治もやってくれるなら、ココに小屋くらい作ってやる。どうだ。」 「わ、わ、わ、わきゃるよー!!」 翌日、この飲食店の通気口に面した場所に、一軒の小さな小屋が造られた。 木材で組み立てられ、塗装までされた立派な犬小屋。 中にはボロボロのタオルがひかれ、表札には『ちぇん』と書かれている。 「わかるよー!わかるよー!」 「近づくな。すりすりすんな!汚ねぇ!!」 人間からすれば所詮は粗末なつくりの小屋ではあるが、 これは野良がダンボールやビニール、石などをがんばってかき集めても 絶対に作れないゆっくりしたおうちだった。 虹浦町の飲食店では、裏口辺りに犬小屋を作ってちぇんを飼っている所が多い。 それは路地裏の野良ちぇん達が、害饅から益饅に格上げされた証であった。 駆除されては困るので、銅バッジまで与えられ、限りなく飼いゆっくりに近い饅頭として扱われる。 ただし、店や家の中に上げてもらったり、ゆっくりフードやまともな食事が与えられることはない。 銀バッジ以上を与えられることも、そのための躾を受けることも無かった。 所詮野良ちぇん達はコンポストにすぎないのだから。 「わかるよー。ちぇんはとってもしあわせーだよー。」 だが、誰も困っていないので、それはそれでいいのだろう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆぁーん、れいみゅもゆっくちしちゃかったよー。」 「おきゃーしゃん!どうしちぇゆっくちさせちぇくれにゃいにょ?ぷきゅー!」 「ゆ!みゃみゃをこまらせるにゃんて、ときゃいはじゃにゃいわ!ぷきゅ!」 「ゆぴぃ!おにぇーしゃん、ゆるしちぇー!」 「ゆぅぅ、ありすもゆっくりしてね。れいむがだめなおかーさ・・・ゆ、ゆぅぅ・・・。」 「ゆぁーん、みゃみゃー!ゆっくちなかにゃいでー!」 母れいむは、自分の能力不足を理解しているという意味では、実に珍しいゆっくりである。 自分が立派なゆっくりなら、おちびちゃん達がケンカすることも無いのに、 という思いが母れいむを一層涙もろくしていた。 れいむ一家は、ちぇん達のしあわせーな表情を思い出しながら、 残念そうにぽにょぽにょと町を歩き続ける。 しばらく歩いていると、野良ゆっくりの巣窟でもある、近所の公園に通りがかった。 「ゆぴぃぃ・・・まりしゃ、うんうんできにゃ・・・ゆっぎっぎ・・・」 「みゃみゃぁ・・ありしゅのうんうん、どうしちゃにょ・・・」 「ゆっぐぢぢでね!おちびちゃぁぁああん!!ぺ、ぺーろ、ぺーろ。」 おそらく公園に住んでいるのであろうありす一家がいた。 植栽の茂みの中にいるのは、成体ありす1匹と赤ありす1匹、赤まりさ1匹。 おそらくシングルマザーなのであろう、もう一方の親であるべき成体まりさはいない。 今朝のれいむ一家同様、うんうんが凍りついて『べんぴ』になっているようだ。 「ぺ、ぺろ、ぺーろ・・・」 「ゆぴぃ、ゆっ、ぴ・・いぢゃ、いぢゃぁ・・・」 ありすは眉をしかめ、ためらいがちに赤ありすのあにゃるをぺーろぺーろしている。 自分の子供のあにゃるとはいえ、ぺーろぺーろしたがらない親は多い。 体をきれいきれいしてやるために、おしりを舐めてやることくらいはあるが、 さすがにあにゃるの中をこじ開け、中の劣化餡子をほぐしてやるとなると、 我が子のモノでも気分のいいものではないのだろう。 だが、そのためらいは即、悲劇へとつながる。 みりっ、みりっ・・・びりっ! 「ゆ゛・・・ゆっぴゃーん!ありしゅのあにゃるしゃん、ゆっくちしちぇー!」 赤ありすのあにゃるが、負担に耐えかねて引き裂けた。 赤ありすのあにゃるから、凍ったカスタードが、 続いて 温かく緩い、赤ありすの命のカスタードが漏れていく。 「ゆぴぇ・・・もっちょ・・・くち・・・・」 「お?おぢびぢゃぁぁぁあああん!ゆっぐぢぢで!ゆっぐぢぢでぇぇええ!!」 母ありすは、今さら必死に赤ありすのあにゃるをぺーろぺーろするが、 一度裂けたゆっくりのあにゃるは、人間の和菓子細工技術でもなければ復元しない。 赤ありすは、体内のカスタードの大半を、かつてあにゃるだった穴から吐き出して 永遠にゆっくりした。 「ゆぎぅぅ・・・まりしゃも・・うんうん・・ぢゅ・・」 「お、おぢびぢゃん、まっでぇぇえぇえええ!!」 びりっ! 「ゆぴぇぇぇえ!!まりしゃのあにゃるしゃん、ゆっくちしちぇにぇぇぇええ!」 「おぢびぢゃ、あ、あ、ゆぁぁあ!?まりさののこしてくれだ、だいじなだがらものなのにぃぃいい!?」 「も・・・ぐぢゅ・・・・・・」 「ぁあああーー!!どがいばぁぁああああーー!!!」 母ありすは、あっという間に熱を失っていく赤ありすと赤まりさのあにゃるを、 いつまでもぺーろぺーろし続けていた。 母れいむも、あんなペーろぺーろではうんうんをほぐせない事には、遠目に一目見て気付いた。 しかし結局、れいむ一家が声をかける暇もなく、ありすのおちびちゃん達は全滅してしまった。 余りにも弱い、儚い命の最後であった。 そして、先ほど見た悲劇はどうやら特別なモノでは無かったようだ。 「おぢびぢゃ・・・ゆっぐぢ、ゆっぐぢだよぉ・・・」 「ゆっぐぢぢぢゃだべぇぇえ!!」 「ゆぁああああ!?どうぢでぇえええ!!」 れいむ一家が周囲から聞こえる、すすり泣く声に気付き、ぐるりっと周りに目を向けてみると、 茂みの中、自販機の裏、ゴミ箱の裏、公衆便所の影、そこかしこで同様の悲劇は起こっていた。 あにゃるを痛々しく決壊させ、凍ったうんうんも瑞々しく温かい餡子も全て垂れ流して息絶える赤ゆっくり達。 その姿を、何もやってやれなかった後悔と悲しみを混ぜ合わせた表情で眺める親ゆっくり達。 さすがにこの光景を見てれいむ一家の3姉妹も、『おかーさんって、たよりない・・・』という評価を改めた。 母れいむは母としての義務をしっかりと果たしてくれていた事を思い知らされたのだ。 そしてそれ以上に、事態がワガママを言っている場合で無いほど切迫していることを思い知らされていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− れいむ一家は悲劇に包まれている公園を抜け、さらに町を歩き続ける。 どこにあるのか、どのような姿をしているのかもわからない『ふわふわ』の『あったか』さんを求めて。 町の中心に近づいてきたところで、れいむ一家は妙なゆっくりの集団に出会った。 いや、そのゆっくり達は別におかしい所は無いのだが、とっている行動がおかしい。 歩道のやや道路寄り、幅数十センチ、長さ数メートルの長方形状に、 大小数百匹のゆっくり達が、所狭しとみっちり密集して身を寄せ合っているのである。 そして、その表情は先ほど飲食店で見た、温風を受けてゆっくりしていたちぇん達同様、 非常にゆっくりとした物であった。 「ゆぅ?ありす?みんななにしてるの?」 「むほぉ。ここはね、とってもゆっくりできるのよ!」 「ゆ!ゆっくちできりゅにょ!?」 「むほぉ。おちびちゃん。ここはね、したからとってもゆっくりしたかぜさんがでてくるのよ!」 「ゆ、ゆわぁぁああ!しゅごーい!ゆっくちしちぇるにぇ!」 そんな事を話していると、長方形に集まっているゆっくり達の下から、 何かの走行音が聞こえてきた。 「くるわよ!」 「ゆっくりー!!」×たくさん(3以上) ごぅっーーー!! 次の瞬間、密集ゆっくり達がわずかに浮かびあがったように見えた。 いや、実際赤ゆっくり達については、自分で跳ねてもいないのに、数十センチも飛び上がった。 そこは、地下鉄の通風口だった。 「ゆっくりできたね!」 「ゆっくちー!」 「しゅっきり!」 「ゆぅ、もうおわったの?」 「すっきりー!」 「あったかいよー!」 「はやくかぜさんもどってきてね!」 密集ゆっくり達は、通風口から吹き出すカビ臭い温風を浴び、なんとも気持ちよさそうにゆっくりしていた。 先ほどのちぇん達には拒絶されて温風を浴びることもできなかっただけに、 れいむ一家のおちびちゃん達も、物欲しげに密集ゆっくり達を見ていたが、 ついに耐えられなくなり、末っ子れいむが口を開く。 「おきゃーしゃん!」 「おちびちゃん、なあに?」 「れいみゅもゆっくちしちゃい!」 「・・・ゆぅ、でもね、おちびちゃん。」 「ゆっくちしちゃい!ゆっくちさせちぇにぇ!」 母れいむもゆっくりだ。 ゆっくりしたい気持ちでは、おちびちゃん達に負けていない。 だが、母としての理性がそれを押しとどめる。 「ゆぅぅ、おちびちゃん・・・。きょうはがまんしてね。」 「ゆ、ゆぴゃぁぁあああ!どうしちぇー。」 「れいむたちは、おうちがとってもゆっくりしてないんだよ。はやくおふとんをさがすんだよ。」 「ゆぁーん。しゅこしくらい、ゆっくちしちゃいー!」 こう言う時頼りになるのは、なまじ親子なだけに甘えのある母れいむより、 立場の近い長女ありすだった。 「れいみゅ!みゃみゃがゆっくちできにゃいでしょ!ぷきゅー!」 「ゆ、ゆぴぃぃ!おにぇーしゃん、ごみぇんなしゃいー!ぷきゅーしにゃいでー!」 「ゆぅ、しかってくれてありがとうだよ。ありす。」 「ありしゅは、ときゃいはなおねーしゃんだから、こういうのはまかせてにぇ。」 とは言え、長女ありすもあの、温風の出る地面さんに興味深々なのは、 母れいむから見ても明らかである。 長女ありすのワガママ一つ言わない優しさに嬉しく思いながらも、 母れいむは自分の無力を思い知らされ、また申し訳なさを感じてもいた。 「おちびちゃんたち。ここにはまたこれるよ。ゆっくりいこうね。」 「ゆっくちりかいしちゃよ!」×3 れいむ一家の探検は、再開された。 『ゆっくり清掃、ゆっくり清掃、ゆっくり清掃です。』 れいむ一家と入れ替わりで、先ほどの地下鉄通風口に、一台の車が到着した。 見た目は青く塗装されたタンクローリー、側面にはニコニコゆっくりマークと『ゆっくり清掃』の文字。 車が停止すると、青い作業服を着た職員が車内から降りてくる。 それを待っていた地下鉄職員も、彼らに近づいて話しかけた。 「清掃お願いしまーす!」 「はい、こちらですね。うわぁ・・・すご。」 「ちょっと多いけど、大丈夫?」 「ああ、まあ、毎年の事ですから。」 そう言うと、青い作業服に、『ゆっくり対策室・儚井』と書かれた名札をつけた市役所員が、 折りたたみ式のゆっくり捕獲柵を車内から取り出し、通風口の4辺を手際良く塞いで、 ゆっくり達が逃げられないようにする。 「かぜさん、ゆっくりはやくきてね!」 「ゆっくちさせちぇー。」 「わかるよー。もうすぐくるんだねー。」 密集ゆっくり達は温風待ちに夢中で、まったく気が付いていない。 「さてと、んじゃこまっちゃん!掃除機起動してー!」 「ラジャ!!『がちゃり』」 車内で眠そうにしていたゆっくりこまちがレバーをガチャリと引くと、 ブォォォオオオオオオ・・・・・・・ タンクローリーから、まさに掃除機、というような吸気音が響き始めた。 儚井職員は、そのタンクから伸びる直径30cmほどのフレキシブルチューブを延ばし、 その先端につけられた、太さ6cm長さ50cmほどのノズルを掴むと、密集ゆっくり達に向けた。 「あぁ、幸せそうだな。せめて、気付かない内に吸い込まれてくれよ。」 しゅぼぼぼぼぼん!! 「ゆ、ゆぴぃいいいい!!おきゃあしゃんがしゅいこ『しゅぽん』・・・」 「やめぢぇぇぇええ!!どうぢでごん『しゅぼぼぼん』・・・・」 「ゆゆっ!?ゆっくりにげるよ!・・・どうぢででぐぢがない『じゅぼぼぼん』・・・」 眠ってるわけでもないのに、気付かないでというのはさすがに無理だった。 ノズルの口より大きいゆっくりは粉みじんになりながら、 ノズルの口より小さなゆっくりは形をとどめたまま、ノズルの中へと勢いよく吸い込まれていく。 ・・・・・・。 「やめちぇにぇ。れいみゅゆっくちしちゃ『しゅぽん!』・・・」 「終わりー!こまっちゃん!止めてー!」 「じょうぶつしてね~ん。はいよっと。『がちゃり』」 ぶぉぉぉぉ・・・ん。 「それじゃ、終わりです。」 「お疲れ様です。あ、ちなみにあと8ヵ所お願いしますんで。」 「・・・わかりました。」 「はかないちゃん!」 「ちゃん付けするなよ。何だよ、こまっちゃん。」 「あたい、そろそろおひるねタイム。」 「まだ昼だろ。却下だ。」 「・・・・・・すーやすーや、ゆぴ~、ゆぴ~。」 「はぁ、えーき様も連れて来るんだった。・・・一人でやるか。」 人間に近づきすぎた野良は、飼われない限り駆除されるしかない。 そもそも通風口は通風口。 ゆっくりを温めてあげるためのモノではない。 それを塞いでいるゆっくり達など、駆除される他に、未来があるはずもないのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 密集ゆっくり達から別れた後、れいむ一家もかなり歩き回ったが、 未だに理想的な『ふわふわ』な『あったか』さんは見つかっていなかった。 「おきゃーしゃん・・・みつからにゃいわ。」 「ゆ!だいじょうぶだよ。あそこなら・・・」 「おきゃーしゃん、なにかしっちぇるにょ?」 「おかーさんはわからないけど・・・それなら、しってるゆっくりにきけばいいんだよ。」 「?」 「おちびちゃんたちも、もうすぐあったかさん、みつけるからね!」 「「ゆっくちー!」」 ちなみに次女れいむと3女れいむはとっくに音をあげており、 母れいむの口の中に入れてもらっての、ラクラクなお散歩に切り替えている。 母れいむには、今度こそ、という成算があった。 というか、自力での解決を諦めた、と言う方が正しいかもしれない。 今向かっているのは、母れいむが知る限りでは最高の知恵者が居る所だからである。 要するに、自分にはお手上げだから、 『あったか』さんのある所を知っていそうなゆっくりに聞こうということであった。 れいむ一家がやってきたのは、町野良ゆっくりの孤児院、通称『ほいくえん』。 名前は微妙に間違えているが、機能は間違いなく孤児院なので、特に問題は無い。 実体は、使われていない(と思っている)プレハブ小屋の床下に浅い穴を掘り、 それを板で碁盤目状に仕切った小部屋で数百匹の孤児ゆっくり達を育てている、ゆっくり福祉施設である。 そして、母れいむが訪ねたのは『ほいくえん』の園長、保育まりさ。 母れいむ自身、孤児ゆっくりだった時期にお世話になった相手だ。 「みょぉぉおおん!こっちのおちびちゃんが、そろそろ限界だみょん!」 「ゆわわわ!ちょっと待ってね!もうすぐこの子も終わりだよ『しゅっきりー!』次!」 「みょおおん!みんな、もう少しがまんするみょぉおん!」 「ゆっくち・・・ぽんぽん・・いぢゃ・・・」 「みょぉぉおおん!まだだめみょん!永遠にゆっくりしちゃうみょん!」 「ゆっくちしちゃいぃぃ・・・。」 「ゆぎぎぎぎ・・・便秘なんかでおちびちゃんを死なせちゃったら、とんだ笑い物だよ!!」 「ゆぅー・・・。まりさ?」 「今忙しいよ!!後にしてね!!」 ・・・どうやら、れいむ一家を相手にしている場合ではなさそうであった。 『ほいくえん』は、孤児院であるだけに、育てている赤ゆっくりの数でも家庭とはケタが違う。 その数ざっと200匹以上。 一応助手みょん達が数匹居るとはいえ、保育まりさには母れいむが味わっていた子育ての負担を、 そのまま数十倍したものが圧し掛かっているのだ。 つまり、『ほいくえん』の赤ゆっくり全員が『べんぴ』を患っている最中だと言うことである。 当然、子育て経験では母れいむなど及びもつかない保育まりさであるから、 その手際は滑らかなものであったが。 母れいむの見ている前でも、赤まりさが処置を受けようとしていた。 「次!」 「みょーん、すーりすーり、すーりすーり!」×3 「ゆわーい!あったかいのじぇ!」 助手みょんが3匹掛かりで赤まりさをすーりすーりし、温めていく。 一方保育まりさは、早くも赤まりさのあにゃるに舌を突き入れ、 あにゃるとうんうんをほぐしにかかっていた。 「ゆぅ~ん、にゃんだかうんうんしゃん、ゆっくちしてきたのじぇ!」 「ぺーろぺーろ、どうでもいいからさっさとうんうんしてね!ぺーろぺーろ!」 「ゆっふふ~ん、ゆっくちー。」 「(・・・イラッ!!)」 後がつかえている。 ここは時間との勝負だ。 赤まりさの方はなんだか気持よくなってきたらしく、もう少し今の状況を楽しみたいようだが、 ハッキリ言って保育まりさには迷惑なだけである。 保育まりさは、舌を思いっきりとがらせて、赤まりさのあにゃるの奥の奥、 新鮮な餡子にまで届くほどまでねじ込む。 「ゆびぃぃいい!?いぢゃ・・いぢゃぃぃいいい!!」 「自分でうんうん出来ないなら、まりさが引きずり出してあげるよ!」 「ゆびゃぁぁああ!?ゆっぐぢざぜでぇぇええ!?」 ミリミリミリ・・・モルンッ!! 「ぺっぺっ・・・さ、次!」 「じゅっぎり・・・」 ぽいっ!ぺちゃり! 「ゆぴぇ・・・」 うんうんの終わった赤まりさになど用も無いと言わんばかりに、 みょんの体の間から赤まりさを舌でつまみ出すと、ぽいっと脇に投げ捨てる。 赤ゆっくり達など、生きてさえいてくれれば、保育まりさにとってはどうでもよさそうであった。 ・・・・・・。 「次!」 「みょぉ~ん。さっきの子でさいごだみょ~ん。」 「・・・ゆへぇ。もうベロさんが永遠にゆっくりしちゃうかと思ったよ。」 なにせ200匹以上の赤ゆっくりの餡子をほじくるのだから、保育まりさも舌が持たない。 「急に寒くなったから大変だよ。」 「みょ~ん、油断してたみょん。」 みょんの場合は完全に油断していただけなのだが、保育まりさの場合、 凍える赤ゆっくり達を眺めて楽しんでいたら、防寒対策が遅れてしまったというしょうもない理由があったりする。 「ゆふぅ。ちょっと早いけど、おちびちゃん達の冬支度をするよ。」 「みょ~ん、了解だみょ~ん。」 れいむ一家が相変わらず放置されっぱなしの前で、保育まりさ達の冬支度が進んでいく。 「みょん。温め終わったみょん」 「ゆ!じゃあ、おちびちゃん達!あまあまだよ!」 「ゆわーい!あみゃあみゃー!」 温め終わったと言って持ってきたのは、みょんが体温で温めた1000mlペットボトル。 中身はただの水道水だが、保育まりさがお帽子から取り出したコーヒー用のガムシロップを注ぎ込むことで、 人肌に温められたあまあま水に変わる。 野良の、しかも普段雑草しか食べさせてもらえない孤児ゆっくり達から見れば、 人間にとってのホットココアに近い。 あっという間に孤児ゆっくり用の小部屋、地面に掘った浅い穴から孤児ゆっくり達の姿は消えていった。 「さ、今のうちにお布団敷くよ。」 「ゆっくり理解したみょん!」 助手みょんが持ってきたのは、ゴミ袋一杯に詰め込まれた、発泡スチロール等の梱包用緩衝材。 発泡スチロールチップ、エアクッション、それらは、まさしくれいむ一家が探し求めていた、 『ふわふわ』の『あったか』さんだった。 孤児ゆっくり達があまあま水を存分に味わって、自分達の小部屋に戻って来てみると、 そこには白い『ふわふわ』さんが敷き詰められている。 ぽゆんっ・・・ふわさっ 「ゆわぁあ・・・このおふとんしゃん、とっちぇもゆっくちしちぇるにぇ!」 「ゆっくちー!」 「あっちゃかいにぇ!ゆわーい!」 発泡スチロールチップの海に顔を埋めてみたり、飛び跳ねてみたり、 口のすぐ下まであんよを埋めてその温かさを全身で味わってみたり、 孤児ゆっくり達は、この時ばかりは『ほいくえん』にいる事を本気で感謝していた。 「みょーん。おちびちゃん達、とっても嬉しそうでよかったみょん!」 「(・・・イラッ!!)」 その光景に、普段は鉄のような表情の助手みょん達も顔がほころぶ。 厳しいフリではなく、心底ドSの保育まりさだけは大いに不満そうであったが。 ともあれ、待っていた甲斐あり、話しかけれそうな雰囲気になってきたので、 母れいむは保育まりさに声をかけた。 「まりさ!まりさ!」 「ゆぎぎぎ・・・、ゆ?久しぶりだねれいむ。・・・何の用(イライラ)?」 「れいむたちにも、あのしろいふわふわさ・・・」 「無理みょん。」 「・・・どぼぢでそんなこというのぉぉおお!?」 母れいむの言葉は、助手みょんの一匹にばっさりと遮られる。 だが、その後に続く言葉は、母れいむをさらにガッカリとさせた。 「もう無いみょん。」 「ゆぅぅー・・・でも、ちょっとくらい」 「全然ないみょん。れいむはおちびちゃんじゃないから、自分で探して欲しいみょん。」 「ゆ、ゆぅぅ、ゆっくりりかいしたよ。おちびちゃん、いこうね。」 「ゆぁーん、ゆっくちさせちぇー。」 助手みょんの言うことも野良社会ではもっともな意見であり、 れいむ一家がごねたところで何ももらえそうにはなかった。 母れいむも、とにかく自分達が求めるべき『あったか』さんが明確になっただけでも収穫と思うことにする。 発泡スチロールやエアクッションを求めて、れいむ一家の探検は再開された。 れいむ一家が去った後、保育まりさは助手みょんに話しかけた。 「追い返してくれて助かったよ。」 「どってこと無いみょん。」 「それじゃ、まりさ達もお布団の準備するよ。」 「無理みょん。」 「・・・ゆ?」 「だって、全部おちびちゃん達のお布団にしちゃったみょん。」 「ほ・・・ホントに全然残してないのぉぉおお!?」 「みょーん。あのれいむ達にもそう言ったみょん。みょんは嘘つかないみょん。」 「ゆゆゆゆ、どうしてそんなに落ち着いてるの?」 「みょん!慌てたってしょうがないみょん!みょん達はちょっとくらい寒くても我慢できるみょん!」 「みょーん!」×8 ・・・・・・。 「ゆっぎぎぎぎ・・・」 「どうしたみょん?みょん達の頼もしさに感動したみょん?」 「ゆがぁああ!!みんな、おバカすぎてゆっくり出来ないよ!! おちびちゃん達はもういいから、さっさとみんなでお布団捜して来てね!!今日の夜はもっと寒いんだよ!!」 「みょぉぉおおおん!?りょ、了解だみょーん!!」×9 助手みょん達が出て行ったあと、保育まりさは、心底うんざりした表情でため息をつく。 「どいつもこいつも・・・ゆっくりしすぎだよ!」 『ゆっくりするためにゆっくりしない』 保育まりさは、ゆっくりの中では珍しい感覚を持ち合わせていた。 しかしそのおかげで、苦労して知恵を働かしていても、結局いつもゆっくり出来ないのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それは、余りにもあっさりとした終着点であった。 「ゆ、ゆうかりん!そ・・それ!」 「ゆーん、何?れいむ。」 「しろっ、しろいふわふわしゃんだわ!」 学校のゴミ捨て場に今、ゆうかりんが捨てようとしていたのは、 母れいむ数匹が覆い隠せそうなほど巨大な、発泡スチロール板だった。 結局保育まりさには、サンプルとして一欠片だけ発泡スチロールチップを受け取ったものの、 体よく追い返されてしまったれいむ一家。 さて、この素材自体はどこかで見たような気もするが、 いざ探すとなるとどこを探したものだかイマイチ思いだせない。 家族全員でこの発泡スチロールチップをガジガジと噛んだり、すーりすーりしたりしている内、 長女ありすがハッと何かを思い出した。 「みゃみゃ!?このふわふわしゃん、『かりば』でみちゃわ!!」 「ゆゆっ!?そういえばそんなきもするよ!」 「おにぇーしゃん、しゅごーい!」×2 長女ありすが以前発泡スチロールを見たのは、狩り場、要するにゴミ捨て場だった。 だが、世の中そう甘くは無い。 「ゆぅぅ。もう『かりば』、なんにもないね。」 「にんげんしゃん、ぜんぶもっていっちゃたにょ?」 「ゆぇーん、いじわりゅしにゃいでー。」 高層ビル地下のゴミ集積所でもあるまいし、路上のゴミ捨て場にそうそう狙ったゴミがあるわけがない。 ましてこの頃には、もう夜明けから随分時間が経っていた。 ゴミも収集されていて当然である。 「ゆぁーん!もうゆっくちあるけにゃいよ!おふとんにゃんて、どこにもにゃいよ~!」 「もうしゅこしがんばっちぇにぇ。しょんなの、とかいはじゃにゃいわ。」 「おにぇーしゃんがなにいっちぇも、もうゆっくちあるけにゃいよ!げんかいだよ!ぷきゅー!」 「ゆぅぅ・・・みゃみゃ。」 さすがに、数時間歩きまわって手がかりを見つけるのがやっととなると、 長女ありすも限界そうであった。 妹達に対する説得にも気力が見られない。 こうなると母れいむも、そろそろ最後の奥の手を使うしか無くなっていた。 「おちびちゃん。ゆっくりりかいしたよ。」 「ゆ!おうちかえれりゅにょ?」 「ゆん。さいごにひとつ、いくところがあるよ。それでだめなら、きょうはもうかえろうね。」 「みゃみゃ?」 「みんなで・・・『こんぽすとさま』にあいにいくよ!」 「?」×3 コンポスト様・・・それは、この町の野良ゆっくり達の守り神。 その姿は、とある学校の校庭脇に置いてあるコンポストである。 だがその実体は、善良なゆっくり達が生き方に迷った時、コンポストの中にあまあまをお供えすると、 ご神託という形でこれから行うべき事をアドバイスしてくれるという、とっても頼りになる神様だ。 ・・・と、野良ゆっくり達は本気で信じている。 実際はコンポストの中に放り込まれたゲスまりさが、 占い師まがいの小遣い稼ぎに精を出しているだけなのだが、 意外と的確なアドバイスをもらえるので、最近はゆっくりだけでなく、小学校の低学年にも信者は多いらしい。 「・・・だから、こんぽすとさまにおまいりしたら、ぜったいゆっくりできるはずだよ。」 「しょうにゃの?ほんとなら、とっちぇもとかいはにぇ!」 「ゆっくりしんじてね!ぜったいゆっくりできるよ!」 「ゆわーい!ゆっくち!ゆっくち!」×2 そんなわけで学校校庭に入ろうとしていた所、 校内のゴミ捨て場にゴミを捨てにきた、ゆうかりんとバッタリ出会ったのである。 「欲しいの?」 「ゆ!ゆっくりほしいよ!いらないならちょうだいね!」 「散らかさないならあげるけど。」 「ゆっくりやくそくするよ!!」 「ゆーん・・・それじゃ、はい、あげる。」 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわーい!ゆっくりだよー!」 学校の施設管理職員として訓練され、今も雇用されているゆうかりんには、野良生活など理解を超えている。 発泡スチロール板が野良の何に使われるのかなどサッパリ理解していなかったが、 この梱包用発泡スチロールに包まれていたのが、ゆうかりん主演の裏ビデオ編集のために、 校長が買いそろえたAV機器である事の方はハッキリと思い出していた。 そのセッティングまで自分でやらされた事を思い出すと、恥ずかしいやら落ち着かないやらで、 できるだけ早くこのゴミに、目の届く所から消えて欲しかった所だったのだ。 そこに現れたのがれいむ一家だった。 「持っていける?」 「ゆ!がんばってもってかえるよ!ゆっくし!ゆっくし!」 「おきゃーしゃん、がんばっちぇー!」 「ゆぅん。しょうがないわね。」 口でくわえて運ぼうとしているが、50センチ角の発泡スチロール板を、 バレーボール大のゆっくりが一匹で運ぶのは、さすがに無茶だった。 しょうがないので、ゆうかりんが板の一辺の両端にビニールひもを結び、 子供用ソリのように引きずって運べる形に改造してくれた。 これにおちびちゃん達を載せて運べば、さらに移動速度アップ、一石二鳥。 まったく、至れり尽くせりという奴である。 「ゆっくちありがちょー!」 「気をつけてねー。」 「ゆうかりんもゆっくりしていってね!!」 「ゆっくちよかったにぇ!みゃみゃ!」 「ゆーん。きっとこんぽすとさまは、れいむたちをみまもってくれてるんだね!」 「こんぽすとしゃまは、ゆっくちしちぇるにぇ!」 こうしてれいむ一家は無事お布団を手に入れ、 探検の目的を達成したのであった。 ただし探検は、おうちに帰るまでが探検なのであったが・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 目標とするモノがどこにあるのか、それが手に入るのかもわからず辛かった旅路も、 それを手に入れて意気揚々とおうちに帰るとなると、疲れも忘れるものである。 それに、町中歩き回っていたために、これまで半日の時間を費やしていたが、 いざおうちに帰ろうと思うと、ゆうかりんの学校からおうちまでは人間の足で15分ほど。 れいむ一家の歩調も、テニスボールが弾むように軽やかなのも無理はないというものであった。 「ゆふふ~ん!ゆゆっ!かわさんまできたよ!」 「ゆわーい!もうしゅぐおうちだにぇ!」 れいむ一家は町を横切る川にたどり着いた。 ここまでくれば、後は川を15分ほどさかのぼって、橋を渡れば30分ほどでおうちに到着する。 と、れいむ一家はその時、川のど真ん中で赤まりさ数匹が楽しそうに滑っているのに気がついた。 「ゆーん。たのしそうだねー。」 「とかいは・・・ゆゆっ!?」 川の『ど真ん中』で、赤まりさ達が『滑って』いた。 「ど、どうしてかわさんにはいって、へいきなのぉぉおおお!?」×4 「しゅごーい!かわしゃん、こおっちぇるわ!」 「すごいね!おかーさんがのってもへいきだよ!」 「ゆわーい!『するーりするーり』しゅべしゅべで、とっちぇもゆっくちー!」 町を流れる、そんなに小さくもない川の水面が、辺り一面凍りついていた。 まったく、今日は朝から寒いはずである。 「ゆっくちー!しゅーべしゅーべ!」 するーり、するーり 「おきゃーしゃーん!まりしゃ、かわしゃんにういちぇるのじぇー!」 つるーり、つるーり この近所に住んでいるのであろう赤まりさ達が、お帽子をソリにして遊んでいる。 河川敷ではその両親達であろう成体まりさ達が、ゆっくりした表情で赤まりさ達を見守る。、 その姿はとても、とてもゆっくりしていた。 「とかいはにぇー。」 「おきゃーしゃん、れいみゅもゆっくちしゅべりたいよ!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 れいむ一家も、今日の予定が片付いている分気持ちに余裕がある。 長女ありすまでが、ここでしばらく遊んで行きたがっていた。 一方、母れいむも赤まりさ達が遊ぶ姿を見て、おちびちゃん達にもゆっくりさせてあげたかった。 しかしまだまだおうちまでは時間がかかるので、あまりのんびりもしていられない。 母れいむは、足りない頭でうんうん考えていたが、ふと川の対岸を見てハッと何か思いついたような表情になる。 「おちびちゃん。」 「ゆ、みゃみゃ・・・ありしゅもしゅこしだけ・・・ゆっくちしちゃいわ。」 「ゆふふ、おちびちゃん。おかーさんね。とってもいいことおもいついちゃったよ!」 「?」×3 「ゆわーい!しゅーべしゅーべしちぇるー!」 「みゃみゃー!ありしゅ、かわしゃんにういちぇるわー!」 「ゆっほ、ゆっほ!ゆゆーん!おちびちゃん、おちないようにきをつけてね!」 「ゆっくちりかいしちぇるよー!」×3 母れいむの名案、それは、ゆうかりんがソリ状に改造してくれた発泡スチロール板、 それをホントにソリとして使い、凍った川を横断すると言う方法であった。 「かわさんをわたったら、おうちまですぐだよ!ゆっくし!ゆっくし!」 母れいむは、発泡スチロール板のソリを口でくわえて、氷の上を元気よく跳ねていく。 姉妹達はそのソリに乗って、スノーボードがスケートか、はたまた水上スキーのつもりか、 とにかく未知の体験に興奮し、最高にゆっくりしている。 そして、何より忘れてはならない事が一つ、 「もうすぐ、かわさんのまんなかだよ!ゆっくし!『ぴょん!ぱりん!どぼん!』・・・」 「ゆっくちー・・・。ゆぅ?」×3 川は大量死フラグである。 「ゆびぇ、ごぼごぼ!ゆっぐごぼぉっ!だじゅげっ・・・!!」 「・・・!!・・・!!(みゃみゃー!ゆっくちたしゅけるわー!)」 「ゆぁーん!おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇー!」×2 とてもゆっくりできる凍った川は、突然母れいむの足元から氷を奪い去り、 その冷たい水の中へと母れいむを飲み込もうと、自然の猛威を奮い始めた、 というように母れいむは思ったが、実際は川の真ん中あたりは特に氷が薄かったので、 母れいむのジャンプに耐えられず、足元の氷が割れてしまっただけである。 母れいむがソリを引くためのヒモをしっかりと噛んで離さず、 長女ありすも母を必死で引き上げようと、ヒモを発泡スチロール板の上から引っ張っているので、 なんとか母れいむの全身は水没を免れている。 だが、所詮は子ありす、母れいむとの体格差はいかんともしがたく、 水の中から母れいむを引っ張り出すだけの力はない。 まさに、絶体絶命の状況であった。 だが、そんな様子を不審に思い、なおかつ次女れいむと末っ子れいむの泣き声を聞いて、 異変に気付いた勇士達がいた。 「れいむがたいへんなのぜ!みんな、たすけるのぜー!」 「えい!えい!ゆー!!」×40 それは、氷の上で遊ぶ赤まりさ達を、危険が無いように河川敷から見守っていたまりさ達。 この川の堤防の斜面に横穴を掘って住みつき(迷惑)、 ゆっくり達を水難事故から救う使命を持つ、『レスキューまりさ』達であった。 ゆぉぉぉぉおおおお・・・・×40 ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぽゆんっ!ぱりんっ!ぼちゃん!・・・×40 「も・・ゆ・・ぐぢ・・・・」×40 10秒後、一斉に川の氷に突っ込んでいったレスキューまりさ達は、 その重みに耐えられなかった氷が割れてしまったせいで、全員水没死した。 レスキューまりさ達がもたらしたもの、それはれいむ一家の周囲全体の氷を割り尽くし、 救助をさらに困難にする結末、そして孤児となった大量の赤まりさ達だけであった。 「ゆぎ、ぎ、ごぼっ!ぐぢぃ、ぃ・・・」 「・・・!・・!・・・!!(れいみゅ!いもうとたち!いっしょにひっぱちぇー!)」 「ゆぁーん!おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇー!」×2 だが、そんな様子を不審に思い、さらに次女れいむと末っ子れいむの泣き声を聞いて、 なおかつれいむ一家の周囲の氷が全て割られている状況をみて、異変に気付いた勇士達がいた。 「れいむがたいへんなのぜ!みんな、たすけるのぜー!」 「えい!えい!ゆー!!」×200 それは、氷の上で遊ぶ赤まりさ達を、河川敷で眺めてゆっくりしていたまりさ達。 この川の堤防の斜面に横穴を掘り(超迷惑)、川の水草を主食にする海の戦士(笑)、漁師まりさ達であった。 さすがに先ほど40匹の突入に耐えた部分の氷についてはこれ以上割れなかったが、 れいむ一家のところにたどり着くには足場が無い。 だがこれは、まさしく漁師まりさ達の得意分野である。 「おぼうしにのってたすけるよ!『・・・ちゃぷ』ぢべだいぃぃいいいい!?『ぐらり・・ぼちゃーん。』・・・」 お帽子に乗って救助に向かおうとした50匹近くの漁師まりさ達が、ほぼ同時にバランスを崩して川に転落した。 お帽子を挟んでいるとはいえ、川の水は水面が凍るほど冷たい。 寒さが苦手なゆっくりが、心の準備も無く水面に浮こうとすれば、 その水の冷たさにビックリしてバランスを崩してもしょうがないだろう。 「ゆべっ!ごぼぉ!ゆ、だずげで、ごぼごぼ!!」 「ゆっくりたすけるよ!このおーるさんにつかまってね!『がじっ!ぱりんっ!』ゆぴぇぇえええ!?」 ミイラ取りはミイラに・・・転落した漁師まりさを助けようとオールを伸ばして掴ませ、 氷上に引っ張り上げようとした別の漁師まりさ達だったが、 今度は引っ張り上げる側の漁師まりさ達の足元の氷が、2匹分の負荷に耐えられなくなり割れてしまう。 助け出そうとすれば引きずり込まれる、その引きずり込まれた者を助けようとして、さらに引きずり込まれる。 「やっぱりおぼうしにのってたすけるよ!つかまってね!『がじっ!ぐらり・・・ぼちゃーん。』ゆぼ、ごぼぉ・・ごぼ」 氷の上からでは危ないと思い、お帽子に乗ってから引っ張りあげようとしても、 やはり救助される側の重さと水の冷たさに耐えられず、救助する側はバランスを崩して水中に引きずり込まれていく。 氷上で遊び疲れた赤まりさ達が気付いた頃には、河川敷周辺に生きた親まりさは、一匹も残っていなかった。 ・・・そして母れいむが溺れて3分後、れいむ一家の周囲には、 肌色の丸いモノが240個ばかり水面に浮かぶ異様な光景が広がっていたのである。 一方れいむ一家はと言うと・・・ 「ゆぇーん、ゆぇ・・・ゆ?おにぇーしゃん。」 「ゆぁーん・・・どうしちゃの?」 「ありしゅおにぇーしゃんが、おきゃーしゃんをひっぱっちぇるよ!ゆっくちがんばっちぇにぇ!!」 「ゆ!しゅごーい。がんばっ・・ゆゆっ!しょーだよ!れいみゅたちもおてつだいしゅるんだよ!」 「ゆわぁ、おにぇーしゃん、あっちゃまいー!」 「ゆっへん!れいみゅはとっちぇもゆっくちしちぇるでしょー!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 「・・・!!・・・!!(なんでもいいから、はやくてつだってぇぇ!)」 こうして結局、母れいむはおちびちゃん3匹が協力しての救助によって、 なんとか発泡スチロール板の上に引き上げられた。 そして、それからたっぷり40分後、本来水上移動の方法を知らない長女ありす達は、 周囲にたまたま浮いていた、まりさ種のお帽子から拾ったオールを使って無事対岸までたどり着いた。 もしも横着せずに橋まで回り道していたら、ちょうど今の到着位置から目の前にある道路を、 氷上遊びが出来ず残念そうにしながらも、5体満足元気いっぱいのれいむ一家が通っていたころであろう。 れいむ一家は何とか対岸に到着できた。 だが、長時間冷たい水中に漬かっていた母れいむは、 少し前からほとんどしゃべることもできずにグッタリしていた。 「ゆ゛・・・ゆぅ・・ゆ゛・・・・・・」 「みゃみゃー!ゆっくちげんきになっちぇー!」 「しゅーりしゅーり!しゅーりしゅーり!ゆぇーん、おきゃーしゃん、あっちゃかくならにゃいよー。」 母れいむの体は青ざめ、冷え切ってガタガタと震え、しかも表面はどろりと溶けかけており、 右目も両もみあげも、付け根からドロドロに溶け、抜け落ちてしまっていた。 残念ながら、手遅れであった。 「ごべ・・ね・・・お・・・びぢゃん・・・」 「ゆぁーん、ゆっくちしちぇー。」 母れいむ自身、自分の命が燃え尽きつつあることを自覚していた。 だから、母れいむは自分の命以上に大切にしていた宝物、おちびちゃん達の未来を守るため、 姉妹でも特に賢い長女ありすに、残りの命を振り絞って最後の言葉を残そうとしたのであった。 「ありず・・・あぢず・・・」 「みゃみゃ?みゃみゃー!」 「・・・ばりざに、ほいぐえん・・ぐり・・・・」 それは、まだ幼い3姉妹がおとなになるまで生き残る最良の方法を伝える言葉。 かつて母れいむがそうであったように、 『ほいくえん』に入り頼もしい保護者達の中で育ってほしい旨を伝えるものであった。 「みゃみゃ・・・ゆっくちりかいしちゃわ!」 「ゆ・・・ぐ・・・ぢでね・・・・・・び・・・」 母れいむは、おそらく野良ゆっくりでは幸運な部類と言ってよかったであろう。 少なくとも、我が子たちより先に永遠にゆっくりできて、しかも、遺言まで残せたのだから・・・ 「みゃみゃー!」 「おきゃーしゃーん!」 「ゆっくちしちぇよー!しゅーりしゅーり!しゅー・・・ゆぁーん。」 ・・・・・・。 「みゃみゃ・・・ありしゅがいもうちょたちをゆっくちさせりゅわ!」 そして、長女ありすは母れいむのメッセージをしっかりと受け取っていた。 そう、あの『ほいくえん』の保育まりさのように、妹達をしっかりと面倒見てあげてほしい、と言う、 母れいむからのメッセージを。 それが、どれほど困難であるか、そして、誤って受け取ったメッセージであると言う事を理解することも無いまま・・・・・・ ちなみにこの3時間後、『ほいくえん』にて。 保育まりさ達は、なんとかかんとか必死に駆け回って、 自分達のお布団に使えそうな量のエアクッションやら発泡スチロールチップやらを集め終えていた。 「みょ~ん。ようやくおふとん、集まったみょん。」 「もうクタクタだみょ~ん。」 「モタモタしてる暇なんて無いよ!みょん達もさっさとお布団敷いてね!」 もう外は夕暮れを迎えようとしている時間帯だ。 保育まりさも助手みょん達も、成体とはいえゆっくりである。 体の半分以上は毛皮にすら守られていない上、本来の習性に従うなら、冬ごもりが必要なほど寒さに弱い。 お布団も無しに冬の夜を過ごすなど考えられなかった。 「まりさー。いるー?」 と、その時、自分達を呼ぶ声に保育まりさ達が振り向くと、そこに一匹の成体ちぇん達がいた。 ちぇん達は、メソメソと泣いている数匹の赤まりさを連れてきている。 「まりさー。このおちびちゃんたち、おとーさんもおかーさんもいないんだよー。」 「(ゆぅ、このいそがしいときに・・・)ゆっくりわかったよ。置いていってね。」 「よかったよー。みんなー、きょうからここがおうちだよー。」 「・・・みんな?」 「ゆぁーん。まりしゃ、おきゃーしゃ・・・ゆっぐぢぃ。」 「みゃみゃー。ゆっくちできにゃいのぢぇ~。」 「まりしゃ・・・ゆぴゅぅ・・・ゆぴぇぇん。」 ちぇんが背後に声をかけると、ぞろぞろと出てくる事100匹近く。 大量の赤まりさ達が、ちぇんのつがいであろう成体ありすに連れられて、 泣きながら『ほいくえん』に入ってきた。 言うまでも無く、この赤まりさ達は、川で全滅した漁師まりさ達の忘れ形見達である。 両親や姉、お隣さん達をまとめて失って、河川敷から川を見て泣き続けていた所を、 ちぇんとありすが見つけてここまで案内してきたのであった。 「さすがまりさ、とってもとかいはね!じゃあ、あとはよろしくね!」 「みょ、みょん?これ全部?みょん?」 「わかるよー。たいへんだけど、まりさならだいじょうぶだよー。じゃあ、あとはよろしくだよー。」 「・・・なんなの?・・・・・・何があったのぉぉぉおお!?」 この日、保育まりさ達は、ほいくえんの拡張工事に追われた挙句、 せっかく集めてきた自分達用のお布団まで赤まりさ達に使われる羽目となり、 寒さに凍えつつお互いにすーりすーりしながら眠れぬ夜を過ごすことになったのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして、波乱の多かった一日が終わり、またゆっくり達が深い眠りに着く夜がやってくる。 れいむ一家、いや、今ではありす姉妹と言った方が正確かもしれない。 ありす姉妹は、母れいむがいなくなってすっかり広くなってしまったおうちに戻って来ていた。 おうちに帰ると、まずは発泡スチロール板を小さく砕いて、おうちの床に敷き詰める。 特におうちの一番奥は、普段眠る場所なので、こんもり山ができるくらい積み上げ、 一部を少しへこましてベッドらしきものまで作った。 「ゆわーい!ふーわふーわしちぇるにぇ!」 「ゆぅぅん!おふとんにもぐりゅと、あっちゃかーい!」 ぽよん!ぽよん! 「ゆふふ、おふとんのうえであしょぶのは、ときゃいはじゃにゃいわ。」 そして『ほいくえん』で勉強したとおり、350mlペットボトルに鍋に貯めていた雨水を入れて、 秘蔵の天然干し柿(地面に落ちて長く放置されていた柿)を放り込んで、長女ありすが体温で温める。 「ゆわーい!ありしゅおにぇーしゃん、ありがちょー!」 「ぺーりょぺーりょ、ちあわちぇー!」 「ゆふふ、たくしゃんあるから、ゆっくちのんでにぇ。」 「「ゆっくちー!」」 ホットあまあまも大好評。 これで今後は、妹れいむ達も『べんぴ』に悩まされる心配はなさそうだ。 ごはんも母れいむの分が必要無くなったので、数日分の蓄えもある。 母れいむのお手伝いをしながら色々知識を吸収してきていたので、体格がモノを言う、 たとえばケンカ等以外なら、長女ありすにも母れいむの代わりは務めれるであろう。 とりあえず今日のところは、長女ありすの母親デビューは及第点と言ったところだろうか。 「ありしゅ、みゃみゃのぶんまで、いもうとたちをゆっくちさせりゅわ!」 ありすは誓う。 自分が妹達を立派に育て上げてみせると。 「ゆっくちみててにぇ!みゃみゃ!!」 その誓い、その決意が、小学生の気まぐれな暴力にもかなわない、 限りなく無力なものである事に気づくことも無く。 「おにぇーしゃーん!ゆっくちしゅーやしゅーやしようにぇ!」 「ゆふふふ。ありしゅも、ゆっくちしゅーやしゅーやするわにぇ。」 「ありしゅおにぇーしゃん・・・あっちゃかーい。」 「しゅーりしゅーり・・・」 いつまでこの幸福が続くのか、それは、人間さんでもわからない。 ゆっくりは儚く、弱く、どれだけ保護してやったとしても簡単に自滅していくのだから。 長女ありすもいつかは気づくだろう、自分と、ゆっくりの無力さに。 だが、少なくともこの夜の長女ありすの寝顔は、姉として、母として、 期待と、希望と、決意に満ちた、とてもゆっくりした表情を映していた。 長女ありすは信じていたのだ。 自分と、自分の妹達が、いつかきっと本当の意味でのゆっくりを手に入れられると。 根拠などなにも無い。 だが、それでいいのだ。 ありすもまた、何の変哲もない、一匹のゆっくりにすぎないのだから。 挿絵 by嘆きあき 餡小話掲載作品(またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 冬-2. 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 その他(舞台設定のみ共有) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 唐草はこれだけ色々体験しといて鬼威惨との初対面あれだったのかよwww -- 2015-09-03 01 19 24 このれいむには母性(笑)があまりないっぽいな むしろこれなら母性に近い -- 2013-11-30 15 17 20 保育まりさとみょんが良い奴すぎるんだけどこいつらなんでこんなことしてるんだ -- 2013-07-31 14 07 02 まりさドンマイすぎるwwww -- 2011-12-04 19 33 10 100を超えるゆっくりの大群が迫り来る光景。虐待鬼威山が見たら狂喜乱舞するんだろうか? -- 2010-12-14 03 07 57 早く続きが読みたいです・・・・・・ -- 2010-11-26 10 17 21 レスキュー(笑) 思わず吹いたわww -- 2010-11-22 22 29 22 250匹がアホやって死ぬとかワロタ -- 2010-11-07 19 33 06 あぁ、カス饅頭が街を汚す話か -- 2010-10-22 12 38 16 レスキューまりさのあほぶりに吹いた -- 2010-08-24 23 43 42 こいつらには是非不幸のどん底に堕ちてもらいたい。ほんの少しでも幸せになどなるなよ。 -- 2010-08-24 21 19 10 唐草れいむはゆっくりプレイスに辿り着けたね -- 2010-08-17 18 57 06 幼稚園や小学校低学年向けの教材として使えそうなくらいの良い作品だなぁ。 それと、唐草れいむ…ここが君の原点か。…苦労したんだね。 -- 2010-07-09 22 36 27 そうか・・・末っ子れいむ 君があのれいむだったのか -- 2010-06-27 20 28 34
https://w.atwiki.jp/ijimeohtu/pages/75.html
このページの最終更新:2012年08月06日 (月) 14時23分06秒 事件に対する意見 <投稿にあたって> ●「まとめ@wiki」 はまとめ作業が間に合わないため最新記事はありません。新しい情報や、確定・偽確定などを把握・確認したい方は2chなどへ…。尚、2ch初心者は迂闊に発言せず読むだけにしましょう。 ●未確定情報は、決して「確定」には書き込まないで下さい。 ●犯罪予告に該当する発言や、無関係な広告は行わないで下さい。 ●発言の削除依頼はページ完了後に行いますが全て行うとは限りません。また編集時にIPは残りますので発言の完全削除は出来ません。 ●重大な編集を行う場合は一言お願いします。 匿名通報ダイヤル 0120-924-839 ウェブ匿名通報フォームhttps //www.tokumei24.jp/report/ http //www.tokumei24.jp/ -- 名無しさん (2012-07-26 04 01 13) 人殺してて「いじめてなかった じゃれあってただけ」が通用するなら 名誉毀損と言われて「自動書記でやった 書いたの覚えてない」も通用するよなwww -- 名無しさん (2012-07-26 04 01 46) 裁判じゃ通用しねぇよw -- 名無しさん (2012-07-26 04 03 07) (2012-07-26 04 01 46)←「悪気は無かった、遊びで書き込みしてみただけ」でも通用するはず。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 04 27) (2012-07-26 04 03 07)裁判官も在日かも知れませんよね -- 名無しさん (2012-07-26 04 05 58) 中学生大勝利w -- 名無しさん (2012-07-26 04 06 52) ORZ市 -- 名無しさん (2012-07-26 04 07 14) 現実的な話をすると「いじめてなかった じゃれあってただけ」「自動書記でやった 書いたの覚えてない」「悪気は無かった、遊びで書き込みしてみただけ」のどれも裁判では通用しない。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 08 14) (2012-07-26 03 58 57) 「証言生徒の保護を」と警察庁に要望する人が多くいればいる程、警察側も人員を増やす事が出来るので、一人でも多くの方が警察庁意見箱にhttps //www.npa.go.jp/goiken/書き込みをお願いします。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 09 33) 裁判で通用しないことくらいわかってるよwww ORZ市、誰がうまいことをいえとww -- 名無しさん (2012-07-26 04 09 53) 神風特攻隊が離陸してから死ぬのが怖くなって言い訳をする姿は見苦しいと思うのでありますwww -- 名無しさん (2012-07-26 04 10 24) まずは「いじめてなかった じゃれあってただけ」が裁判で通用しないということを立証してからだ。話はそれからだ。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 10 48) 日本は法治国家なんだからさ、いじめの加害者達も違法な書き込みをした人達も、両方ともきちんと法の裁きを受ければそれでいいよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 12 07) 裁判で通用しなくても加害者側弁護士を牽制する論理には使える。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 12 44) (2012-07-26 04 12 07)あれ?ORZ市は半島化したのでは? -- 名無しさん (2012-07-26 04 13 36) (2012-07-26 04 10 48)そんなに心配なら、侮辱罪や名誉毀損罪の過去の判例でも調べてみるといいよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 14 02) あのような教育委員会がいまだ裁きを受けられない大津は法治国家とはとても思えませんね -- 名無しさん (2012-07-26 04 15 31) 加害者側は裁判負けたら中学の全校生徒から「勉強・進学・就職に困難な被害を受けた」って損害賠償請求訴訟されそうだな(チラチラッ -- 名無しさん (2012-07-26 04 15 46) (2012-07-26 04 12 44)その程度の牽制でビビるような加害者側弁護士だと、遺族にとっては助かるな。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 16 00) どーせ大臣が超法規(略 -- 名無しさん (2012-07-26 04 16 50) (2012-07-26 04 15 31)私もそう思うけど、それが現実だからね。ある意味、公務員はなったもん勝ち。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 17 41) (2012-07-26 04 15 46)←3人以外の全校生徒保護者が結託して学校 市教委相手に損害賠償に一票 -- 名無しさん (2012-07-26 04 19 06) ネット署名はどうなったの? -- 名無しさん (2012-07-26 04 20 02) どっちにしても、もう加害者家族はどうあがこうと事実上人生お終いでしょ? -- 名無しさん (2012-07-26 04 21 07) (2012-07-26 04 19 06)それいいな。でも、結託できるだけの団結力と行動力があるのであれば、もっと早く動いてほしかったな。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 21 47) (2012-07-26 04 21 07)うん、これだけ世間から目をつけられたら、もう逃げられないよ。一生監視され続ける人生。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 23 07) サレジオ高校首切り事件の加害者は少年院を出た後もウォッチされてたからね。養子縁組までして苗字を変えて転居までしても追跡されてたよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 26 06) (2012-07-26 04 21 47)←薄々気づいてたろうけど、学校側の情報かく乱攻撃で実態が分からなかったのでしょう?ここに来て情報爆発して思い知らされ、緊急保護者会でも激怒した。黙祷やれと言った親とか蜂起するんじゃない? -- 名無しさん (2012-07-26 04 26 42) (2012-07-26 04 26 06)で?そいつの今は? -- 名無しさん (2012-07-26 04 27 11) ネット署名はどうなったの?←誰かがネット署名サイトを作らないと進展しないと思う。基本、ここの人達、私も含めて受け身だからw -- 名無しさん (2012-07-26 04 28 00) (2012-07-26 04 26 42)うん、「黙祷やれ」「ちゃんと起立してやれ」って怒鳴った保護者は熱いね。他の保護者たちもそれぐらいの温度を持っていてくれれば蜂起する可能性はあると思う。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 29 51) 首切少年Aが弁護士になって悠々自適。ヨットサイトも運営。http //blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/806200.html -- 名無しさん (2012-07-26 04 30 30) そうそう、その後、ネットやメディアで袋叩きにあって、弁護士廃業。南無。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 32 28) (2012-07-26 04 32 28)ネットが発達して良い時代になったものだ~w -- 名無しさん (2012-07-26 04 34 39) この鬼畜弁護士もしかしたら在日だったりしてwwwだからなんも賠償しないんだろうな!http //nakamarushin.blog9.fc2.com/blog-entry-64.html -- 名無しさん (2012-07-26 04 36 06) (2012-07-26 04 34 39)まったくだ。恥ずかしながら、俺がネットの力を初めて実感した記念すべき事件がそれだったw -- 名無しさん (2012-07-26 04 36 33) 何でもかんでも在日在日って、在日への個人的な恨みのガス抜きをここでやらないでほしいわ。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 38 13) 「謝罪はいっさいしておらず」「被害者の遺族を罵倒している」少年Aに対する怒りは2ちゃんねるをはじめとするネット上でサイバーカスケードを引き起こし、少年Aの身元をあばき現在の名前をさらそうという動きにつながった。http //d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5쥸%A5%AA%B9%BC%F3%C0ڤ%EA%BB%F6%B7%EF -- 名無しさん (2012-07-26 04 39 09) 「謝罪はいっさいしておらず」「被害者の遺族を罵倒している」少年Aに対する怒りは2ちゃんねるをはじめとするネット上でサイバーカスケードを引き起こし、少年Aの身元をあばき現在の名前をさらそうという動きにつながった。http //d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%ec%a5%b8%A5%AA%B9%e2%b9%bb%BC%F3%C0%da%a4%EA%BB%F6%B7%EF -- 名無しさん (2012-07-26 04 40 29) 【サイバーカスケード】 http //d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%B5%A5%A4%A5%d0%a1%BC%A5%AB%A5%B9%A5%B1%A1%BC%A5%C9 -- 名無しさん (2012-07-26 04 41 18) (2012-07-26 04 39 09)そそそ。あっという間に改名後の氏名が暴露されて、当時は所属していた弁護士会や法律事務所名まで晒されてたよね。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 41 44) 今回の加害者達は出所後にシャバに戻ってきても、身を隠してひっそりと生活…なんてことはできないだろうな。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 43 54) 加害者たちが海外に逃げても 牛乳パックに「危険な人殺しが住んでます」と顔写真つきで掲載させるように凸 -- 名無しさん (2012-07-26 04 50 02) 自分らの都合のいいことにしか目を向けて無くて、都合の悪い事に対しては目をそむける・・・ホント最近の田舎気質の人に多いパターンですね -- 名無しさん (2012-07-26 04 53 55) その後の追跡はどうなったか知ってる?→「その後Aは弁護士を廃業し、Aからの連絡は途絶えた」http //ja.wikipedia.org/wiki/%e9%ab%98%e6%a0%a1%e7%94%9f%e9%a6%96%e5%88%87%e3%82%8a%e6%ae%ba%e4%ba%ba%e4%ba%8b%e4%bb%b6#.E4.BA.8B.E4.BB.B6.E3.81.AE.E6.A6.82.E8.A6.81 -- 名無しさん (2012-07-26 04 55 26) (2012-07-26 04 53 55)自分の意見を通したいなら、目を向けてもらえるように努力すればいいのに、しないんだね? -- 名無しさん (2012-07-26 04 56 21) (2012-07-26 04 50 02)←どこに凸? -- 名無しさん (2012-07-26 04 57 01) (2012-07-26 04 56 21)草加だから。草加だから無理。 -- 名無しさん (2012-07-26 04 57 46) 鬼女大勝利www -- 名無しさん (2012-07-26 04 58 33) ネットが未発達だった頃なら 閉鎖的な土地だし私利私欲に走る老害どもに確実に隠蔽されてたよな -- 名無しさん (2012-07-26 04 59 17) なんみょ~~~~~ほ~~れんげきょ~~ -- 名無しさん (2012-07-26 05 02 55) (2012-07-26 04 55 26)首を切った後、生首を蹴飛ばすような奴が弁護士をやってるなんて、というのが当時の鬼女達の怒りのモチベーションだったから、弁護士廃業の確認が取れた後は追跡の勢いは衰えたみたいだね。でもまた何かあればすぐに再燃するだろうけど。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 05 40) (2012-07-26 04 59 17)教育長や皇子山中の教職員達は、その時代の変化を理解できていないみたいだよね。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 08 31) 元弁護士ということで、うまくやってるんだろうな。賠償金も踏み倒して。どこかのOBを思い出した。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 09 46) (2012-07-26 05 08 31)>ベルリンの壁崩壊前の思考だからw -- 名無しさん (2012-07-26 05 10 33) (2012-07-26 05 09 46)弁護士復帰は無理だし、身辺調査をしっかりとするような企業への就職も無理だろうけど、死なない程度には生きてるだろうね。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 12 27) (2012-07-26 05 10 33)時代の変化に取り残された人間の末路は…こう御期待w -- 名無しさん (2012-07-26 05 14 22) 警察、在校生達の事情聴取を始めるのならば、身辺保護もしっかりとやってくれ。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 17 27) (2012-07-26 05 17 27)毎日登校させられて洗脳させられます。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 29 23) 主任「いいな!いま練習したようにサツにはいうんだぞ!」 児童「・・・」ガクブル -- 名無しさん (2012-07-26 05 31 38) 教師からの洗脳や恫喝のせいで、警察からの任意の事情聴取に応じなかったり、虚偽申告しちゃう生徒もいるかもしれないけどさ、反抗期の年齢の生徒たちだからね、学校への反発であったり、学校への不信感から事実をありのまま話してくれる子も必ず出てくると思うよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 36 12) 「わかったな!」 児童「・・・」 「もし余計なことしゃべったらおまえの姉ちゃん犯すぞ!」 児童「・・・」ガクブル -- 名無しさん (2012-07-26 05 39 23) そんなこと言ってくれたもんなら、警察は万々歳ですよ♪ -- 名無しさん (2012-07-26 05 45 59) 主任「誰かに聞かれてるといけないから、まずはこのメモを読んでくれたまえ」 児童「・・・」 メモ「昨日の工場の火事がどういうことだか、大人の君にはわかるよね?」 児童「・・・」ガクブル -- 名無しさん (2012-07-26 05 51 14) 警察がでを出さない案件は国民が直接刑を執行してもいいだろ。税金でめしを食うのは生活保護でも刑務所でも同じだ。 -- 名無しさん (2012-07-26 05 54 21) メモ「彼らには県の一番偉い人がサポートしているのを知っているかな?」 -- 名無しさん (2012-07-26 05 55 48) アンケートに書かなかった新証言とか、なにせ子供の事だから、嘘大げさ紛らわしいの本人も言ってるうちに信じ込んで仕舞った様なマスコミへの迎合も多分に有りそうで、俄かには信じがたい。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 03 42) 教育長がああ云ったこう洩らしたの記事も、芸能週刊誌並みに匿名の側近とやらからの伝言ゲームを、更に悪意解釈してて、全く信が措け無い。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 04 02) ネトラーの力もたいしたことないな。。。まだ自殺に追い込めないなんて、、、検挙を恐れて手ぬるくなったんじゃないのか? -- 名無しさん (2012-07-26 06 04 23) 「証言したな・・工場は燃やす」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 04 59) 「マスコミにリークしたら家が燃えるぞ。マスコミもこっち側だ」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 06 05) そんなに必死になってどうしたの?生徒達に証言されたら何か困ることでも? -- 名無しさん (2012-07-26 06 07 42) 皇子山中学校がタイミング良く改造工事をしているのって知ってる?いろいろと「工事」するんでしょうね -- 名無しさん (2012-07-26 06 08 47) 警察の事情聴取は保護者同席だってさ。これで裁判のときの証言の信憑性の評価が上がるね。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 09 24) いじめ…口から火吹き髪燃やすhttp //www.sanspo.com/geino/news/20120726/tro12072605030003-n1.html -- 名無しさん (2012-07-26 06 10 27) ここで誰が何と言おうとちゃんと証言する生徒はいるから問題無し♪ -- 名無しさん (2012-07-26 06 10 47) (2012-07-26 06 04 23)検挙?現在の攻撃の中心は電話攻撃だから 手ぬるくなったも何もないんだが? -- 名無しさん (2012-07-26 06 11 36) (2012-07-26 06 09 24)親に圧力をかければいいという考えには至らないかな?地域からどうなるのか? -- 名無しさん (2012-07-26 06 12 11) 7月9日に爆破予告、10日に臨時休校、11日にガサ入れ。10日にいろいろと学校側では燃やしたんだろうね。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 13 19) (2012-07-26 06 10 27)滋賀県警大津警察署の失態をリカバリーするために警察庁が各都道府県警へ出した通達が効いてるねぇ。逮捕までが早い早いw -- 名無しさん (2012-07-26 06 13 44) 主任メモ「彼はもうこの世にいないんだよ。だけどABCくんたちはまだこれからの身なんだ。君の態度次第なんだよね。どうすればいいか大人の君にはわかるよね」 児童「・・・」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 14 07) (2012-07-26 06 12 11)世の中、君みたいに圧力に屈する人間ばかりでは無いのだよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 15 16) なんか、生徒や保護者達は圧力に負けて証言しない方向にしたい人がいるみたいだから、そういうことにしとく?w -- 名無しさん (2012-07-26 06 16 46) なにこの幼稚な脚本www必死に脅しちゃってwwwうぜえから消えろ→→→「証言したな・・工場は燃やす」「マスコミにリークしたら家が燃えるぞ。マスコミもこっち側だ」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 17 32) (2012-07-26 06 15 16)主任「県の一番偉い人がサポートしているのだがな」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 18 09) (2012-07-26 06 17 32)警察への証言があった後の、幼稚な脚本家達の言い訳を楽しみにしておこうよw -- 名無しさん (2012-07-26 06 19 21) 次の脚本マダー??? -- 名無しさん (2012-07-26 06 19 51) 児童「・・・」モジモジ 教師「内申書・・・」 主任「どういうことかわかるよね?」 児童「・・・」ガクブル -- 名無しさん (2012-07-26 06 20 28) 言い訳するならまだ可愛いもんさ。ここから逃走するか荒らし始めるかのどっちかでしょ。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 21 20) (2012-07-26 06 19 21)>校長「大臣が…」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 21 54) (2012-07-26 06 20 28)もうちょっと大人にもウケるような脚本をお願い♪ -- 名無しさん (2012-07-26 06 23 23) 幼稚な脚本で 生徒たちに証言させないように工作か? 加害者側だろおまえ -- 名無しさん (2012-07-26 06 23 57) 校長「政府のナンバー2の方が・・・」 児童「・・・」ポカーン 父兄「・・・」ガクブル -- 名無しさん (2012-07-26 06 24 18) 「自殺に見せかけた他殺」は公安警察の常套手段 -- 名無しさん (2012-07-26 06 24 43) (2012-07-26 06 21 54)その後には「公安が…」とか「北朝鮮の将軍様が…」っていうのが続くんだよw -- 名無しさん (2012-07-26 06 25 12) (2012-07-26 06 15 16)それだったら、事件までに改善されていないとおかしいよね。圧力に屈する人間しか、大津市にはいないとしか思えません。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 26 30) (2012-07-26 06 25 12)(2012-07-26 06 24 43)だな。ビンゴ -- 名無しさん (2012-07-26 06 27 00) (2012-07-26 06 17 32)実際に工場は燃えたし、この中学校生徒へのストーカー被害も続発していますが。事実も踏まえずに幼稚とは笑える -- 名無しさん (2012-07-26 06 28 12) (2012-07-26 06 25 12)>校長「なんで知っているのですか?では改めてご説明する必要ないですね」 主任「みなさん南無妙法蓮華経を・・・」 児童「・・・」ヘラヘラ 父兄「・・・」ポカーン -- 名無しさん (2012-07-26 06 28 49) (2012-07-26 06 26 30)ネットやマスコミで取り上げられる前は、多くの事実が隠蔽されていたのだから、圧力云々以前の問題だよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 30 04) (2012-07-26 06 28 12)←工場を燃やしたり、ストーカー行為をしているのが、圧力を掛けている側の人間だということをおまえさんは何一つ証明していない。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 31 41) 教師「彼は知ってはいけない秘密を知ってしまったのです。ですから諸君も今まであったことは忘れてください」 児童「・・・」ガクガクブルブル -- 名無しさん (2012-07-26 06 32 41) すげえ粘着質。脚本の採点でもしてほしいのか?w -- 名無しさん (2012-07-26 06 33 17) (2012-07-26 06 28 12)何を必死になってるの?生徒の勇気の証言を恐れちゃってww誰にも止められない -- 名無しさん (2012-07-26 06 34 00) 生徒はICレコーダー常備していた方がいいんじゃない? -- 名無しさん (2012-07-26 06 34 43) もし、生徒達や保護者達が圧力に屈して誰一人として警察に証言しなかったら、そのときは思う存分ドヤ顔してくれよ、脚本家さん。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 37 16) 森山「私がハングルを教えている理由を知っていますか?偉大なる首領様から密命を受けてきているのです」 児童1「ミツメイって何だ?」 児童2「ハチミツみたいなワイロもらったんじゃないか?」 児童1「・・・」ポカーン -- 名無しさん (2012-07-26 06 37 58) (2012-07-26 06 34 43)>主任「ここで用意したこの体操着に着替えてください」 児童「・・・」ポカーン -- 名無しさん (2012-07-26 06 39 16) (2012-07-26 06 34 43)学校に対しての不信感が強いから、ICレコーダーを持たせたり、携帯電話のボイスレコーダー機能を使ったりしてる生徒はいるだろうね。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 39 48) (2012-07-26 06 39 16)生徒達を体操着に着替えさせたときにICレコーダーを発見したら、是非とも没収してほしい。そこでまたひとつ教師による犯罪が増えることになるから。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 41 43) 私物の没収は校則違反の持ち物であっても、法律的には学校の裁量権を逸脱してるんだよな。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 42 57) 加害者擁護なんて公務員がしてみろ、国への不信感が高まり民衆が何しでかすか分からんぞ。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 43 23) 警察「加害者無罪確定な。」 国民「税金上げずにお前らの給料下げさせるわ。」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 44 23) (2012-07-26 06 39 48)「この部屋は妨害電波が出るような工事をしたので録音は無理ですからね」 児童「…」ポカーン -- 名無しさん (2012-07-26 06 44 41) (2012-07-26 06 43 23)それをわかってないのが滋賀県の教育委員会と皇子山中学校の教職員達だったりします。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 45 14) 妨害電波ときたかwwwさすがにそれは俺でも思いつかなかったわwwwwwどんぐらいの周波数の電波飛ばせば録音妨害できるのよ???wwwww -- 名無しさん (2012-07-26 06 46 29) (2012-07-26 06 42 57)>教師「ボッシュートは遊びですから」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 47 26) 無線じゃあるまいし妨害電波でどうやったら物理的にICレコーダーの録音を阻止できるのかと小一時間… -- 名無しさん (2012-07-26 06 48 00) 脳をも破壊する高周波だろw -- 名無しさん (2012-07-26 06 48 57) (2012-07-26 06 46 29)主任「工事業者に聞けば分かると思いますが、守秘義務がありますからお答えできかねます。」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 50 18) 脚本家さんからは、生徒達に証言させたくなーいっていう心の叫びがひしひしと伝わってくるよ、泣けちゃうね。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 50 55) 河童「私の皿から出ています」 記者「・・・」ポカーン -- 名無しさん (2012-07-26 06 51 41) (2012-07-26 06 28 12) さんは、事実を言って貰いたくない立場の人なのでしょう。私は今日も生きています。 -- 名無しさん (2012-07-26 06 52 26) (2012-07-26 06 51 41)朝からコーヒーを噴き出させてくれてどうもありがとう☆ -- 名無しさん (2012-07-26 06 53 25) 教育長「私からは毒デムパが出ています」 委員「・・・」ガクブル -- 名無しさん (2012-07-26 06 53 58) 教育長「私からは毒デムパが出ています」←それは誰も否定しないと思う~www -- 名無しさん (2012-07-26 06 54 59) (2012-07-26 06 54 59)>河童「本当のことを言っちゃイヤーン」 -- 名無しさん (2012-07-26 06 56 02) (2012-07-26 06 50 55)主任「君にはエスプリが足りないようですね」 児童1「エ???なんだ?」 児童2「プリンタの会社のことじゃねぇか?」 児童1「インクが足りないのか?」 児童2「・・・」ポカーン -- 名無しさん (2012-07-26 06 59 11) (2012-07-26 06 43 23)ここで人権擁護法案ですよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 07 00 38) 今どきの中学生ってエスプリの意味知ってるかもよw -- 名無しさん (2012-07-26 07 01 46) 「いじめ」という言葉でワンクッション置くからおかしくなるんだよな。最初から「暴行・恐喝etc」って犯罪名で扱うべきなんだよ。 -- 名無しさん (2012-07-26 07 06 15) (2012-07-26 06 48 00)技術科教師「マジレスすると○○周波数を・・・で・・・して(ピー)・・・(以下略 -- 名無しさん (2012-07-26 07 08 13) (2012-07-26 07 06 15)>刑事「それでは隠蔽できなくなるから困る」 -- 名無しさん (2012-07-26 07 09 46) (2012-07-26 07 00 38)アイゴー!!アイゴー!! -- 名無しさん (2012-07-26 07 11 26) 学校は聖域で治外法権と考えている教師達を駆逐するために、学校敷地内はガサ入れ令状無しで捜査できるように法改正したほうがいい。 -- 名無しさん (2012-07-26 07 12 31) (2012-07-26 07 12 31)>逆に「治外法権→日本の法律の適用範囲外」なら法改正するまでもなく法的手続き無しで突入は可能という解釈でもおk -- 名無しさん (2012-07-26 07 15 08) (2012-07-26 07 15 08)うは、たしかにそうだな。鋭いツッコミ貰って目が覚めたわ。爽やかに起床させてくれて感謝w -- 名無しさん (2012-07-26 07 17 45) 俵千知「毎日がインペイ記念日」 -- 名無しさん (2012-07-26 07 25 40) (2012-07-26 07 15 08)現実には通用しない屁理屈だな。警察庁にメールしてみろよwww -- 名無しさん (2012-07-26 07 26 33) (2012-07-26 06 42 57)高校生のバイク禁止運動なんて法律違反もいいところなのにね。今でも続けている高校が少なくない -- 名無しさん (2012-07-26 07 27 25) 地元の、特に皇子山中の関係の方にメッセージ送ってるだけよ。 最近、テレビでの新たな証言報道がないわよね? どういう事かおわかり? 余計な事を言う輩には、ちゃんと天罰が下っているですのよw だからこれ以上保護者がテレビで証言しないし、新証言なんかでませんわ! -- 名無しさん (2012-07-26 07 35 06) ブサイク好きなヤリチンw キモイ絡みを見てあげて どっちも子供がいるのに 家族が可哀想… タバスコ http //yahoo-mbga.jp/550168 彼女コウ http //yahoo-mbga.jp/36582903 -- 名無しさん (2012-07-26 07 36 21) (2012-07-26 07 35 06)さん、新証言の有無は関係ないです。警察に今までの事実を話します。あった事以上の話はできませんし、あった事実を話すだけです。学校に報告した事、隠蔽されたのは事実ですし、今後県警が隠蔽するかについては、経過を観察します。ただし、念の為、警察庁 意見箱 https //www.npa.go.jp/goiken/に県警と同様に報告、予防線とします。 -- 名無しさん (2012-07-26 07 49 46) タバスコかわいそうwww -- 名無しさん (2012-07-26 07 53 38) リーダー格の生徒らは、生徒アンケートに書かれたいじめについて、「まったくの事実無根」と講師に話したという。「自殺の練習」をさせたことやお金を取ったことも否定し、ケンカはあったものの遊びのつもりだったという。あくまでも被害生徒とは対等だったといい、自殺の原因は、被害生徒が父親と関係が悪かったことにあるとした。 -- 名無しさん (2012-07-26 08 02 12) 寄付金だいぶたまってる -- 名無しさん (2012-07-26 08 19 49) 1年近く前の、加害者母が配った冤罪ビラを入手出来たらしい。週刊文春の8月2日号 -- 名無しさん (2012-07-26 08 45 47) 週刊文春だよね。帰りに見てくるわ。 -- 名無しさん (2012-07-26 09 47 31) 結局校長の「自殺の練習は嘘だったんだよお(泣)」放送はなんだったん?犯人隠避又は証拠隠滅で検挙しても誰も文句ないと思う。 -- 名無しさん (2012-07-26 10 05 53) 大津市議会議長・青山三四郎氏が塾長を務める青山アカデミーと、某週刊誌で加害者少年たちを擁護していた、加害者少年たちが今も通っているという塾は同じでしょうか?それとも別? -- 名無しさん (2012-07-26 10 46 31) (2012-07-26 10 46 31)さん、某週刊誌の誌名と記事を掲載下さい。 -- 名無しさん (2012-07-26 10 49 25) この事件は人間一人の命の大きさ尊さを再認識させるいい機会でもある、そのためにも行政にはそれ相応の対応を期待する。人間一人の命が亡くなったということを考え、甘い処罰で済ませてしまうのは納得がいかない。 -- 名無しさん (2012-07-26 10 53 42) (2012-07-26 08 45 47)まじですか、あとで文春かいにいってきます -- 名無しさん (2012-07-26 10 56 00) 個々の事実の集積により、点から線へつなげ、自殺の練習をと言う行為を意味づけて、自殺教唆、強要、未必の故意による殺人に、県警が結論づければ大したものだ。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 25 13) 警察の送検自体は簡単なことだけどさ、結局最後は法律の壁との戦いなんだよね。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 31 43) (2012-07-26 10 49 25)さん、週刊朝日最新号ですが貼り付けは技術不足により無理です。 青山氏は全国いじめに勝つ連絡協議会代表もされてるようですし、どちらの立ち位置なのかと。考えたくないですけど、もし万が一、加害者擁護派だとしたらブラックジョークもいいところだと。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 32 36) (2012-07-25 12 15 40)と(2012-07-25 12 19 09)の二人、まさかと思うけど、新聞社か何かの関係の人達?それとも只の愉快犯?(2012-07-25 15 36 00)辺りくらいまで頻繁に書き込みしてた?「事件に対する意見15」の終盤にも現れていたみたいだけど、何であれその間の二人、(一人二役の自作自演ではないと仮定して)の言葉には、メディア信奉とネット叩き(あと歪んだエリート意識かな?)が伺えるけど、事実とか仮定とか根拠とか探偵ごっことか悦に入って言葉遊びしている様子(所で本当にコンテキストに合った使い方してる?)で、皇子山中の生徒達の事を慮った話は一言も出てこなかったね。これ、何意味しているのかな?本当に被害者の少年や彼の為に証言している同級生達の事考えている?メディアソースがないから無視していい事柄とはとても思えないけどな。一体何が目的でここに現れたのかな? -- 名無しさん (2012-07-26 11 37 00) 加害者の犯罪を表沙汰にしたのはメディア -- 名無しさん (2012-07-25 12 49 47) 戦ったのはあなた達ですか?違います。元々は被害者の親族が忍耐強く戦ったからです。ネットも戦った。そして、今一番戦っているのは証言してくれている皇子山中の生徒達。メディアは、被害者の家族が戦わなくて生徒が証言しなくてもネットが騒がなくても、加害者の犯罪を表沙汰にしていたのでしょうか?もしそう思うなら、加害者は自殺した少年の件以外にも余罪が沢山ありそうです。今度は、被害者の家族や生徒、ネットの力を借りず、独力で更なる加害者の犯罪を表沙汰にしては?(2012-07-25 12 49 47)さnは読売新聞大津市局の人?犯罪組織が後ろに控えているというソースもない訳だし、危険はない筈だ。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 37 48) 読売新聞大津支局のメアド otsu@yomiuri.com 専従組んでるはずだから動き早いよ~ -- 名無しさん (2012-07-25 15 36 00) 読売新聞大津支局ってどこ?まさかと思うけど、滋賀県大津市の?大津市の言論機関全体への不信感が強い現状で、よりによってそんな所にリークするのは色々危険を孕んでいるのでは?もしかして (2012-07-25 12 15 40)と(2012-07-25 12 19 09)って、正真正銘の工作員?それとも只単にリークが欲しいメディア関係者?IPアドレス辿ったら読売新聞大津支局だったりして。先の二人のネット叩きのコメント読んだら普通協力したいとは思わないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 38 33) 本当に事件を風化させたくないと思うなら 他のサイトがやってるように事件を取り上げてくれた雑誌や番組にみんなで意見や感想をあげてみては?(ばらけないようにターゲットをきめて) -- 名無しさん (2012-07-25 13 01 13) どこのサイトか教えて下さい。参考にしましょう。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 39 21) (2012-07-25 18 17 35) さん、想像力という表現はちょっと適当でなかったかもしれないね。これは申し訳ない。君が思っている程強い意味ではない。それから、是非君が思う事をここでも述べてみたらいい。ソースなしでもいい。ソース付ける場合は2ちゃんねるの書き込みでも構い。別段否定はしない。良心的なものなら必ず大なり小なり周囲に反映されると思う。只一言言うなら、少し冷静になって先ず自分で色々調べてみる事を勧める。他殺説や組織犯罪の存在に関しては陰謀論と呼んでもいい。でも、生徒達の現状に関しては相当想像力を働かせる必要があると思う。その一番の理由は、被害者の少年は結局死んで初めてニュースになったという現実。「何か報道されてからでは遅いのでは?」、それが私の意見で、この事で警察庁の意見箱へ何度も要望を送っています。所で、もしかして本当にどこかの中学の生徒さん?まあ、無理に答えなくてもいいけど。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 42 48) 反論凄いと思うけど、ご自由に。私からはこれ以上何も言いません。ここのコメント欄これ以上荒らしたくもないので。管理人さん、申し訳ない! -- 名無しさん (2012-07-26 11 44 10) (2012-07-25 12 15 40)と(2012-07-25 12 19 09)を見てきたけど、別にネット叩きでもなんでもないだろ。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 46 38) 寄付金だいぶたまってる←俺も寄付したよ。夏のボーナス使わずにとっておいたから寄付できたw -- 名無しさん (2012-07-26 11 49 33) (2012-07-26 11 44 10)単なる荒らしか。何が言いたいのかさっぱりわからない、二度と来るな。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 51 53) (2012-07-26 11 44 10)十分に荒らしておいてから「ここのコメント欄これ以上荒らしたくもないので」という逃げ口上は卑怯極まりないと思います。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 53 32) (2012-07-26 11 46 38) そこから下一体(2012-07-25 15 36 00)辺りくらいまで読んだ? -- 名無しさん (2012-07-26 11 54 36) ああ、矢張り現れてる。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 55 11) 矢張り二、三人のチームでやってるんだ。 -- 名無しさん (2012-07-26 11 58 05) 物凄い被害妄想ね -- 名無しさん (2012-07-26 11 59 00) (2012-07-26 11 54 36)読んだよ。あれのどこがネット叩きなの? -- 名無しさん (2012-07-26 12 00 17) 昨日のこの時間帯にもいたんじゃない? -- 名無しさん (2012-07-26 12 01 10) (2012-07-26 12 00 17) じゃあ、無視して -- 名無しさん (2012-07-26 12 01 55) 『私からはこれ以上何も言いません。』←嘘つき -- 名無しさん (2012-07-26 12 03 30) これは一本とられた!私の負けです -- 名無しさん (2012-07-26 12 04 52) ネットで勝ち負け言ってる時点で相当ヤバいと思うよw -- 名無しさん (2012-07-26 12 06 51) ソースなしでもいい。ソース付ける場合は2ちゃんねるの書き込みでも構い。別段否定はしない。←そりゃそうですよね、根拠の無い書き込みをした人間が捕まっても貴方は痛くも痒くも無いのですから。 -- 名無しさん (2012-07-26 12 12 23) (2012-07-26 11 39 21) すみません管理者に相談したところ2ちゃんねるやココの人たちに流れ込んでもらいたくないということなので -- 名無しさん (2012-07-26 12 18 42) 何この一連の自演臭… -- 名無しさん (2012-07-26 12 22 12) 確信犯だろ -- 名無しさん (2012-07-26 12 35 46) ここを荒らしてるんだろ。埋め立てれば少しは妨害になるし。 -- 名無しさん (2012-07-26 12 41 25) K5が来るのが手っ取り早いよね。ココ -- 名無しさん (2012-07-26 12 42 23) イナゴハンターK5カモーンwww -- 名無しさん (2012-07-26 12 42 45) 鬼女なんてネットイナゴの典型www -- 名無しさん (2012-07-26 12 43 56) (2012-07-26 12 06 51)負け組が偉そうに -- 名無しさん (2012-07-26 12 44 26) ばれちゃしょうがない -- 名無しさん (2012-07-26 12 46 00) 文春に載ってたビラで「息子○○○○○」って5文字入りそう。やっぱビラ配ったのは束磨呂ママなのかね -- 名無しさん (2012-07-26 12 50 11) (2012-07-26 12 50 11) 一旦その線で攻めては? -- 名無しさん (2012-07-26 13 16 19) 警察庁 意見箱 https //www.npa.go.jp/goiken/ -- 名無しさん (2012-07-26 13 19 13) 警察庁意見箱への投稿へのよびかけとかニコニコやようつべに動画で流したほうが効果的かも -- 名無しさん (2012-07-26 13 33 43) 警察庁も信用出来ないからね。 -- てい (2012-07-26 13 50 19) 事件に対する意見17が出来ました、移動して下さい。 -- 風 (2012-07-26 14 14 30)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1727.html
※いじめ成分激薄、ほのぼの そんなんでもいいって人はどうぞ 冬の夜 おもい。 何とも言えない息苦しさを覚え、重い目蓋をどうにか持ち上げる。 視線の先、俺の腹の上ではれいむが幸せそうな寝息を立てている。 「ゆーん・・・ゆーん・・・ゆぴぃ!!?」 ばっさと布団を翻す。うちの饅頭殿は奇妙な声をあげながらぽいんぽいんと転がっていく。 「ゆうぅぅぅ・・・ゆっくりさせてよー!!」 壁際でようやく止まった彼女はぷっくりと膨らんで何やらご立腹のご様子である。 差し詰め安眠妨害に対する抗議といったところだろうか。 だがそれはこちらとて同じことである。 「お前さぁ、寒いからって人の腹の上に乗っかるなっていつも言ってるだろうよ。」 どかりと胡坐を組んでれいむを見据える。 そうして全身から『怒ってるんだぞオーラ』をぷんぷんと出してやる。 あからさまな大根丸演技、だが子供とゆっくりにはこれくらい解りやすい方がいい。 じろり、じろり。 流石のれいむもマズイと思ったのかぷしゅんと空気を抜いて上目遣いにこちらを伺っている。 「なぁ、れいむ・・・。俺が寝起き悪いって説明するのこれで何回目になるよ?」 「ゆぅ・・・ゆっくり?」 おもむろに目を瞑ったかと思うとくにゃりと小首?を傾げていらっしゃる。 普段ならその可愛いらしさにミカンでも剥いてやるところだ。 だが生憎、寝起きの俺はミカンの汁を飛ばすくらい素敵な心持ちになっている。 そんなわけでミカンの代わりにいつものアレをくれてやることにする。 すぅ・・・ 「ゆゆ!!?」 右手の人差し指を静かに立て、この指止まれの様なポーズをとる。 れいむはそんな人差し指を食い入るように見つめ、カチリと硬直してしまっている。 「言ったよな・・・」 「ゆ・・・」 人差し指を左右に振る。れいむの視線も右往左往。 「言うこと聞かない悪い子には・・・」 「ゆ、ゆ・・・」 ずずい、ずずいと腕を突き出す。れいむは寄り目でぷるぷるしている。 「鼻ピンっ!!!」 ピシィッ!!! 「ゆっぴゃああぁぁぁー!!!!!!」 人間の鼻っぽい辺りを勢い良く弾いてやる。 れいむは顔をシーツに突っ伏して何やらむにむにと悶絶している。 「・・・はぁ。今月に入ってからもう5回目だぞ?やっぱ俺の言ってること解ってないのかねぇ・・・」 ため息を吐きつつ震える饅頭を眺める。秋の夜長に何やってるんだろう。 ようやくれいむの落ち着いた頃、既に俺の熱も冷めていた。 「もういいから籠に帰りなさい。俺も寝るから。」 「ゆうん・・・・・」 ぺよん、ぽよん、静かな部屋に足音が妙に響く。 そして籠の前、最後にれいむはこちらを振り返る。 「はいはい、おやすみ。」 「ゆっくり・・・」 「・・・・・・・」 「・・・ゆぅん」 ぺたりと潰れて伏せのような姿勢をとり、上目遣いで精一杯甘えた視線を送ってくる。 あからさまだが効果は大きい。そんな態度をとられたら無下に扱えないではないか。 「・・・わかったよ。ただし腹の上は無しな。代わりに布団の中に入っていいから。」 「ゆっくりー!!!」 言うや否や勢い良く布団に飛び込んでくる。さっきまでのしおらしい態度など何処吹く風だ。 「ゆっくり~♪ ぬっくり~♪」 やれやれ。躾もろくに出来んとは飼い主失格かね。 苦笑しながら俺も布団に身を沈めていった。 「いやぁ、しかし・・・寒い。」 何せさっきまで布団をひっくり返して説教と洒落込んでいたのだから当然である。しかしわかっていてもこれは辛い。 このままでは熱を帯びる前に睡魔から覚醒してしまう。 「いかんなぁ・・・お、ちょうどいいや。」 ふいに男は何かを感じたように静かに目を閉じた。 沈黙による支配、だが次の瞬間それはふいに破られた。 ぶおぉっ!! 「ふぅ・・・」 くぐもった音が響いたかと思うと、男は恍惚とした表情で瞳を開いた。 音の正体は放屁、冷えた体から生理現象により生み出された可愛い可愛いオナラちゃんである。 そのガスは焼き付くような熱を帯び、急速に布団内に充満していく。 自然エネルギーの有効利用、地球にだって優しい一品である。 敢えて難をあげるならいささか臭うところだが、何と言っても可愛い我が子。 お腹を痛めて産んだ子の臭いなら寧ろフローラルなくらいである。 しかし今日は来客があった。 「みゃああああああ!!!? ゆっくりさせてー!! ゆっくりさせてよー!!」 涙目になりながら叫び散らかすれいむ。ゆっくりには幾分刺激が強すぎたか。 そのまま布団を飛び出したかと思うと一目散に籠へと篭ってしまった。 「ありゃりゃ・・・おーい、れいむやーい。」 「・・・・・・・・・」 返事はない。すっかりヘソを曲げてしまったようだ。 流石にやりすぎたか。 男は申し訳ない気持ちになり、まだ熱を帯びている毛布で隙間なく籠を包み込んでやった。 自分が幾分寒いものの、罪滅ぼしと思えば一晩くらいどうってことは無い。 ガタガタと揺れる籠を後にし、男は床の中で明日の躾を思うのであった。 『むああああああ!!! ゆっふひはへへー!!!』 終わり ムクドリ( ゚д゚ )の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/874.html
お中元の季節。 我が家に変なモノが届いた。 「なんか、ゴトゴトしてる・・・」 正方形に近い、両手で抱えるくらい大きな箱が揺れている。 中に生物でも入っているかのように。 海老かな、と予想して包装紙をブチ破る。 残念ながら、すぐに俺の期待は裏切られた。 『ゆっくり・フレーバー・キット』 ファンシーなフォントで、デカデカと書かれていた。 その文字の下には、あまり見たことのない種のゆっくりが描かれている。 緑色の髪の毛と、赤い目。リボンや帽子などの装飾品は無い。 「・・・ゆうか種か」 ゆっくり幽香、通称ゆうかだ。 正直、興味無いので今まで見たことも触った事もない。 俺はれいむ種とまりさ種が好きなのだ。 「希少種もお手ごろ価格になったもんだねえ」 一昔前まで、某消費者金融の犬並に値段が張ってたのに。 今じゃお中元に詰め込まれるほど価値が下がったらしい。 「・・・おっと、中身中身」 まだ中を見ていなかったので、ゆうか種が詰め込まれているとは限らない。 無造作に蓋を引き裂く。 ゆうかの絵が真っ二つになった。 「・・・ッ!!・・・ッ!!!・・・ッ!ッ!!!」 予想通り、箱の中にはゆっくり幽香が入っていた。 バレーボールほどの成体サイズだ。 声が外に漏れないようにするためだろう、布らしきものを口に詰め込まれている。 そして、ゆうかの隣にはまた箱があった。 開けてみると、中にはアルコールランプと三脚、花瓶のようなものが入っていた。 「説明書、発見」 箱の隅に、電卓の説明書くらい薄っぺらな説明書が転がっている。 わからないときは説明書を読むのが一番だ。 説明書をまったく読まない人間がいるらしいが、あれは本当に理解できない。 ゲームとか、説明書読んでるときが一番楽しかったりするし。 俺はページをめくった。 二ヵ月後。 俺はゆっくりしていた。 「ああ・・・いい感じでゆっくりしてきた・・・。ゆっくりしたフレーバーだ・・・」 「ぎぴぃぃっ!!!あぢゅいぃいいっ!!!だぢゅっ!!だぢゅげでぇえっ!!!みゃまぁあああっ!!!」 甘く柔らかい、花の香りがほんのりと部屋を包み込んでいる。 その香りを吸い込むと、俺は心の底から幸せな気分になるのだ。 「おにいぁああん!!!だずげであげでええっ!!!ぼうゆ゙るじでぇえ!!!」 そしてこの声。 そもそも俺は、ゆっくりの悲鳴を聞くだけでゆっくりできるのだ。 花の香りと悲鳴のハーモニーは、俺にゆっくりタイムを提供してくれる。 あのお中元、ゆっくり・フレーバー・キットはいわゆるアロマテラピー的な商品だったのだ。 「ゆ゙っゆ゙っゆ゙っゆ゙っゆ゙っ・・・」 気がつくと、赤ゆうかが痙攣を起こしていた。 どうやら少し、ゆっくりしすぎてしまったようだ。 「ん、そろそろ交換だな」 少し面倒だったが、ソファから立ち上がる。 半分眠っているような状態でゆっくりしていたため、ちょっと気分がモヤモヤした。 俺が立ち上がるのを見たとたん、ゆうかの顔が強張った。 あの日、お中元で貰ったゆうかだ。 「ゆっ!!やべでっ!!!も゙うゆうがのあがぢゃんをごろざないでねっ!!」 あのゆうかも、今や100児の母である。 親ゆうかともいう。 どうでもいい話だが、親ゆうかの交尾の相手は毎回変わる。 在庫が切れた時、れいむやまりさを近所の森から適当に拉致ってきて交尾させているからだ。 「さーて、次はどれにしようかな」 水槽に入った親ゆうかは、我が子を守ろうと懸命に威嚇を始める。 何十回、何百回も繰り返してきたことだ。 とうに無駄だとわかっていても、諦めることなく抵抗するその心意気はすばらしいと思う。 れいむ種に勝るとも劣らない母性っぷりだ。 あまりの素晴らしさに、俺は思わず偶然手に持っていた木製ハンマーで親ゆうかを殴りつけてしまった。 親ゆうかの口から、黄色っぽい液が飛び出す。 「はーい、じゃあ次は君ね」 俺は、親ゆうかから少し離れた所で震えていた赤ゆうかを捕獲した。 「ゆっ!?ま、まんまぁあっ!!?ごわいよぉぉおっ!!!だぢゅげでええええ!!!」 「ゆ!!ゆうがのおチビじゃあああああああああん!!!!!」 手の中で赤ゆうかがモゾモゾと不気味に動く。 ついそのまま潰してしまいたくなる。 「いやいや、我慢我慢」 潰したら面倒だ。 ゆうか種は、中身が花の蜜のようなものなのでこぼれ易いのだ。 多少ネットリとはしているものの、カーペットに染み込んだら大変である。 「おにいざんっ!!!ぼうやべでねっ!!!」 親ゆうかが俺に言う。 ボロボロと泣く親ゆうかと、不安そうに姉妹を案ずる赤ゆうか約50匹がこちらを見ていた。 ちなみに、交尾の相手方の種のゆっくりは、普段の虐待に使っているのでここにはいない。 「おにーしゃんいもーちょをいじめないでねっ!!おにぇがいだよっ!!」 「どぼじでこんにゃこちょしゅるのぉお!!」 「ゆーきゃたち、なにもわりゅいことしてにゃいのに!」 ピーピーと、甲高い声で赤ゆうかが抗議する。 とてもやかましい。 悲鳴は好きだが、耳を突くような高い声はあまり好きではないのだ。 俺は偶然手に持っていた木製ハンマーを机に叩きつけた。 シン、と声が止む。 「ゆ゙・・・!!お、おねがいだよ・・・!!おチビじゃんを・・・がえじでね゙・・・」 親ゆうかに背を向け、俺は部屋の隅へと歩いていく。 アルコールランプは三脚の下にセットされ、火がともされている。 三脚の上には花瓶のような、縦長の陶器が置かれている。 この陶器は今、火で熱せられているのでとても熱い。 これが香炉だ。 「・・・死んでるか」 陶器の中をのぞくと、先ほどまで悲鳴を上げていた赤ゆうかが目を見開いて死んでいた。 「これが、お前の未来の姿だ」 赤ゆうかを指で挟み、陶器の中を見せ付ける。 ビクン、と大きく震えるのがわかった。 「おねぇええじゃああああん!!!ゆっぐりじでぇっ!!ゆっぐりじようよぉおおお!!!」 赤ゆうかから涙が溢れる。 俺はお箸で陶器の中のボロカスを摘むと、赤ゆうかに近づけた。 コンガリと香ばしい、花の香りがする。 赤ゆうかが、香りの源なのだ。 ゆうか種の中身である、花の蜜のようなものを利用したアロマテラピー。 説明書によると、ゆうかを焼くことで、全身から花のフレーバーが湧き出てくるという。 なるべくゆっくりと、苦しませるようにすると更に香りが楽しめるのだとか。 れいむ種やまりさ種を痛めつけると、餡子の甘みが引き締まって美味になるのに似ている。 「おねっ・・・!!おねえじゃん・・・!!ごわいよぉお・・・・まん゙ま゙ぁああ・・・ごわいよ・・・」 成体ゆうかでは、皮が厚くてフレーバーがあまり広がらない。 よって、皮が薄くて良い香りを持つ赤ゆうかが必要なのだ。 「じゃあな、ゆうか。せいぜい長持ちしてくれよ。いいフレーバーを期待してるからな」 お箸で赤ゆうかを摘むと、ここぞとばかりに泣き叫んだ。 ここで逃げなきゃ焼け死ぬのだから、当然だろう。 しかし所詮は赤ゆっくり。 俺のお箸ホールドからは逃げられない。 「はーい。さようなら。糞あっつい陶器の中でせいぜいゆっくりしていってね!」 そのまま陶器の中に、赤ゆうかは消えていった。 「ゆっぴぃぃいっ!!!あぢゅぃいいっ!!いだいっ!!ままぁああっ!!!あぢゅいいぃいぃよぉぉおっ!!!」 再び部屋に、ゆっくりとした悲鳴と香りが広がっていく。 在庫はまだ50匹もいる。 今日は奮発して、10匹分くらい楽しもうかな。 ゆうかも、自分の赤ちゃんの香りでゆっくりしていってね。 おわり。 作:ユユー このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/wrtb/pages/11025.html
大津尋葵 出演作品 実写 アーネスト キャンプに行く!
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1252.html
プラネット・ゆース 11KB 観察 パロディ 捕食種 自然界 創作亜種 うーぱっく すぃー 愛で寄り 日頃の御愛顧、ありがとうございます。二行です。 この時間は、『YHKスペシャル プラネット・ゆース』をお送りします。 ゆっくりの知られざる生態を、独自の設定に基づき、ご紹介致します。 脳内デジタル放送による鮮明な映像を、どうぞお楽しみ下さい。 なお、当局は、虐待専門チャンネルではありません。 とにかく、ゆ虐を楽しみたい方は、ゆナッフTV等の専門チャンネルをご利用下さい。 『YHKスペシャル プラネット・ゆース ~うーぱっく&すぃー 誕生の瞬間をカメラがとらえた~』 ここはある森の中。 初めに登場するのは、れみりゃの親子です。 胴付きの成体がうつ伏せに横たわり、顔だけの子供達がそれに群がっています。 「うー、おがあざーん。しっかりするんだどー」 母親は、動きません。 既に顔が潰れ、絶命しているのです。 しかし、頭のお飾りと、胴体部分は無傷。 ここから、新たなる物語が始まります。 子供達が諦めて、どこかへ立ち去っていきます。 時間を、少し進めましょう。 変化が始まりました。 帽子のようなお飾りがひとりでに外れ、地面に転がります。 その姿はまるで、台所に置いてあるボウルのよう。 ゆらゆら揺れながら形を変え、やがて長方形の箱型になっていきます。 そして、片面に、れみりゃの顔のようなものが浮かんできます。 全体の色が、薄いピンクから、茶色に変わっていきます。 メラニン色素が生成され、表皮が丈夫なものに変化しているのです。 サイド部分から、耳のようなものが生えてきました 段々と伸びて、やがてパタパタと動くようになります。 これは、翼です。 ゆっくり、ゆっくりと、お飾りだったものが浮上します。 まるで蓋の開いた段ボールのような外観。 そして、生前を思わせる、ユーモラスな顔。 「うー☆!」 鳴きました。 うーぱっくの誕生です。 うーぱっく誕生のメカニズムは、どうなっているのでしょうか。 その前に、ゆっくりの生態について、興味深い新説をご紹介したいと思います。 ゆっくりのお飾りは、本体と成長を共にすることは、よく知られています。 これは、人間でいうところの神経が、本体からの成長信号を伝達しているためです。 この神経は、餡子を包む皮の中にも、不可視の状態で張り巡らされています。 お飾り部分は、この外皮と同じ構造を持つと考えられています。 違うのは、着脱が可能である、ということです。 取り外した状態の時は、一時的に信号伝達が閉ざされると考えられています。 ゆっくりが死滅する時、お飾りだけが残る場合と、そうでない場合があります。 たとえば、突然の豪雨に遭った時。 あるまりさは、お帽子ごと溶けてしまったのに、隣りにいた同種は、お飾りだけが残る。 この不可解な現象も、信号伝達の阻害、という言葉で説明が付きます。 前者は死滅信号がお飾りまで行き届き、生成組織が崩壊。 後者は、何らかの原因で信号が届かず、お飾り部の崩壊を免れているのです。 『ゆっくりは、思い込みの生物』といわれる所以です。 冒頭に出てきたれみりゃも、死滅信号が、正しく伝達されませんでした。 状況から考えて、死因は、高所からの落下。 恐らく、中枢部に強い衝撃を受け、即死だったのでしょう。 激突時の衝撃により、神経結合は容易に外れます。 だからこそ、お飾りと胴体部分は、崩壊を免れて得るのです。 それでは何故、れみりゃ種のお飾りが、うーぱっくになるのでしょうか。 ゆっくりには元々、『誰かをゆっくりさせたい』という本能があります。 それは、時代の経過と共に、大きな変化を見せていきました。 誰か、という不特定多数から、幼体や、自分自身へと対象が移り変わっていったのです。 この性質の変化が、いわゆるゲス行為などの原因ともなっています。 種の存続を無意識に求めた結果が、これだ、と言われています。 「ゆっくりしていってね!!!」 しかし、この鳴き声にも現れている通り、根底には他者への思いも残されています。 死の間際で、驚く程の改心を見せるゲスゆ。 一方で、簡単に増長する善良ゆ。 自己愛と奉仕の狭間で揺れ動きながら、短いゆん生は過ぎていくのです。 そしてうーぱっくは、基本的に、他者のためにだけ行動します。 脆弱かつ不自由なゆっくりのために、運搬に似た活動を行います。 代償はほとんど求めず、自らは僅かな餌で生命を繋ぎます。 あまりにも、他のゆっくりとはかけ離れた生態です。 ある研究者は、これは無意識の解放によるものだと、考えました。 生前、生き延びるために抑制されていた奉仕の本能。 それが、意識の消滅により解き放たれ、一人歩きしているのだ、と。 しかしそれだけでは、れみりゃ種だけ、という説明が付きません。 研究者は、こう説明しています。 うーぱっくに必要なのは、空を飛ぶ能力。 それを持っているのは、れみりゃやふらん、きめぇ丸等、限られた個体です。 飛行能力を持つゆっくりの中で、最も奉仕に似た感情を保つもの。 それが、れみりゃである、というのです。 確かにれみりゃ種は、他の飛行ゆっくりと比べて、子育てに熱心です。 加えて、さくや種などには、種を越えた愛着を示します。 ともあれ、まだうーぱっくの大部分は謎に包まれている、というのが現状です。 カメラを戻します。 高く飛び立つ、うーぱっく。 どこへ行くのというのでしょう。 その行方を追う前に、れみりゃの胴体部分を観察します。 ここからは、世界初の映像となります。 頭と首から下が、ぷちりと外れました。 映像の速度を速めると、頭部が激しく腐敗していく様子が、見て取れます。 しかし、胴体部は、全く違った変化を見せます。 まず手足がピーンと張り、「土」の字を書くように平行に広がります。 死後硬直のようですが、それだけではありません。 40時間が経過しました。 伸びた四肢が、今度は徐々に根元へとめり込んでいきます。 圧縮された四肢は、密度の高まりと共に、黒く変色していきます。 それと対照的に、胴体部は鮮やかなピンク色へと姿を変えます。 これは、表皮の融解と再構築による変化だとされています。 色だけではなく、造形も、完成に近付いてきました。 縮んだ四肢は円形に収まり、胴体部は、ゆっくりと平べったくなっていきます。 それはまるで、ハンドルの付いてない台車のようです。 れみりゃの死から、3日が経過しました。 頭部はくすんだ土塊と化し、代わりに、色鮮やかなものが生まれました。 ゆっくりの乗り物、すぃーです。 しかしこのままでは、すぃーは一歩も動くこともできません。 乗り物である以上、運転手が必要なのです。 「ゆ? あれは、すぃーなんだぜ?」 早速、野生のまりさが見つけたようです。 「まりさがみつけたのぜ! ゆっくりしないで、いただくのぜ!」 ピョンと、まりさが乗ります。 途端に、すぃーは動き出します。 「すごいのぜ! すぃーは、ゆっくりできるのぜ!」 ゆっくりにあるまじき速度で、森を駆け抜けるまりさ。 まさかあの乗り物が、れみりゃだったなんて、知る由もありません。 すぃーに関して、私たちが最も抱く疑問。 それは、すぃーはどうやって動いているのか、ということです。 すぃーは、れみりゃの胴体から生まれました。 いわゆる胴付きゆっくりの胴体部は、表皮と全く同じ構造になっています。 いわば、胴体とは、ゆっくりにとってたんこぶのようなものです。 こぶとはいえ、神経が通っている以上、自在に動かすことができます。 実は、胴付きゆっくりのの手足とは、手足のように使えるこぶに他ならないのです。 その手足的なものを動かそうとするのは、本体の働きであり、意識です。 ここで思い出して頂きたいのは、先ほどのうーぱっくに関する研究。 中でも、『無意識の解放』についてです。 うーぱっくは、抑制された奉仕の本能が解き放たれた姿です。 そして胴付きの胴体とは、ある意味では頭部に仕える奴隷、奉仕そのものです。 自我を本体に依存し、命じられるままに、運動を行います。 元々の主人から解放された胴体。 しかしその後も、新たなる主・意識を求め、変態を行うものがいます。 それが、すぃーです。 すぃーの上にゆっくりが乗ると、神経がリンクされるといわれています。 あたかも、その時だけ、胴付きゆっくりになるように。 だからこそ、発進、加速、減速、停止などが思いのままになるのです。 ここで再び沸き上がる疑問。 何故、れみりゃ種なのか。 現在確認されているすぃーは、全てれみりゃ種から生まれたものです。 研究者の中では、様々な憶測が飛び交っています。 巨大種であるティガれみりゃからは、ドス種が乗る、どすぃーが発生する。 他の胴付きからも、すぃーは生まれるはずだ、等々。 ある人は、胴付きまりさの胴体から、箒型のすぃーが生まれたと主張します。 しかも別のまりさが、その箒すぃーに乗って、はしゃいでいたと。 「びゅーん、びゅびゅーん」(CGによる想像図で喜ぶまりさ) うーぱっく同様、すぃーの解明も、まだ端緒に着いたばかり。 そもそも何故、車のような形になるのか。 説明できる者は、まだ、いません。 ここからは、追跡型カメラに切り替えます。 うーぱっく・すぃーと共に生きるゆっくり達を、躍動感溢れる映像と共にご覧下さい。 「れ、れみりゃだぁぁぁ!」 先程、すぃーを手に入れたまりさです。 どうやら、捕食種に襲われてるようです。 「うー☆」 「あまあま、まつんだどー」 こちらも、冒頭に登場した子れみりゃのようです。 この付近では、木々が鬱蒼と生い茂っていて、日光が遮られています。 夜行性であるれみりゃも、存分に活動できる空間なのです。 「は、は、はしるのぜ! ゆっくりしたら、えいえんにゆっくりしちゃうのぜ!」 「れみりゃさまからは、にげられないんだどー」 「ばん、ごはん、うー☆」 軽快にすぃーが走り、まりさの逃走を助けます。 もし乗り物がなければ、あっというまに捕食されていたでしょう。 草むらを抜け、石ころを避け、土肌を車輪が切り裂きます。 れみりゃも負けじと、高度を上げ下げし、追いすがります。 迫力のチェイス。 勝つのは、どちらでしょうか。 「うー。つばさが、いたいんだどー」 「しっかりするんだど! あまあま、たべそこなうんだどー!」 「にげるのぜ! まりさは、いきのびるんだぜ!」 距離が、離れていきます。 すぃーには、意識はありません。 つまり、疲労という概念そのものが、存在しないのです。 れみりゃは生き物です。しかも、まだ幼体に近い。 当然、息切れを起こします。 「もう、だめなんだどー・・・」 「うー★・・・」 落葉のように、れみりゃがヒラヒラと落下します。 「ややや、やったのぜー! まりさは、ゆっくりするのぜぇぇぇぇ」 遠ざかるまりさと、すぃー。 2匹のれみりゃは、歯を食いしばって悔しそうです。 「うんんんぎいいい、だどー」 「とびすぎて、おなかぺこぺこだどー」 「このままだど、えいえんに、ゆっくりするんだどぉ」 「ざくやぁ・・・」 遠くから、激しい羽音が聞こえます。 別のれみりゃ。 または、ふらんでしょうか。 だとすれば、子れみりゃの生命はありません。 「うっうー☆」 うーぱっくです。 上空より、舞い降りてきました。 体が少し膨れ上がっています。 何かを、中に詰め込んでいるようです。 「なんなんだど?」 「もしかして、うーぱっく、なんだど?」 「うー☆」 うーぱっくが、地面スレスレにまで高度を下げます。 そして、底を、パカッと開きます。 ドサドサッと、中身が落ちます。 「のいちご、なんだどー!」 「まっかな、あまあまだどー!」 「うっうう、うー☆」 「たべて、いいんだど?」 「うーうー☆」 「あ、あ、ありがとだどー!」 「うーぱっくは、さくやなんだど!」 「うー☆」 2匹のれみりゃは、木の実に貪り付きます。 口の周りを真赤にして、まるで、吸血鬼のようです。 それを見て、満足そうに、うーぱっくは飛び立っていきます。 餌を取り逃がす原因となった、すぃー。 餌を与えてくれた心優しき、うーぱっく。 そのどちらも、子れみりゃの母の、成れの果てなのです。 なんという、皮肉なことなのでしょうか。 そういえば、あのすぃーに乗ったまりさは、どうなったのでしょうか。 別のカメラが、追いかけていました。 大きな木の根元。 そこに、顔面をめり込ませて沈黙しているゆっくりがいます。 あの、まりさです。 傍らには、惰性で動く、すぃー。 どうやらまりさは、暴走した挙句、木に激突してゆん生を終えてしまったようです。 緩やかな傾斜で、すぃーが動きます。 そこに通りかかったのは、これまた、まりさ。 「ゆっ! これはゆっくりした、すぃーなのぜ!」 そういって飛び乗ると、そのまま森の奥へと消えていきました。 同種の死骸には、気付くこともなく。 うーぱっくと、すぃー。 れみりゃから生まれたそれは、ゆっくりとはかけ離れた姿になってしまいました。 それでも2匹は、誰かをゆっくりさせるために、日夜、生きています。 或いは彼らこそ、最もゆっくりの名に相応しい生き物なのかもしれません。 『YHKスペシャル プラネット・ゆース ~うーぱっく&すぃー 誕生の瞬間をカメラがとらえた~』 製作: YHK(ゆっくり放送協会) カメラ: 脳内 音楽: 脳内 脚本・語り: 二行 収録: 餡小話 Wiki 今回の『プラネット・ゆース 第一夜』、いかがでしたでしょうか。 次回は、『ヒマラヤを飛び越える、きめぇ丸の群れ』をお送りします。 お楽しみに。 (終) 【過去作】 ふたば系ゆっくりいじめ 379 れいむ・マスト・ダイ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 402 れいむ・マスト・ダイ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 428 はげの行進 ふたば系ゆっくりいじめ 453 空から降る100万のぷくー ふたば系ゆっくりいじめ 497 DYC ふたば系ゆっくりいじめ 560 なずーりんに祝福を nue009 「ブラックペーパー・チャイルド」 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る これまでほとんど考察されることがなかったすぃーとうーぱっく、そしてゆっくりが溶けても飾りだけが残ることの理由。 これらについての独自の設定を見事なまでに完成させている。 極めて意欲的で、発展的だ。素晴らしい作品だ。 -- 2012-08-04 15 30 14 すぃまりさは食物連鎖の理に逆らったのが原因だと言う仮説を立てるww -- 2012-01-11 18 15 29 Ω ΩΩ<な、なんだってー!? -- 2011-09-18 11 01 02 な、なんだってー!? 確かにうーぱっくのみょんな形状は不思議だったしな。面白いアイディアだww -- 2010-10-17 22 50 47 面白いwww -- 2010-06-22 13 00 27 すぃーまりさザマァwww -- 2010-06-17 17 03 03 な、なんだってー! -- 2010-06-17 06 36 04
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/699.html
もりのけんじゃのひさく 9KB *駄文です。何故書いた、私。 *自滅系。 *まむまむ描写があります。 *ゆっくりの中でも賢いゆっくりは漢字を使います。 *それでも良い方は読んでくださいませ。 『もりのけんじゃのひさく』 ある村のはずれ。小高い丘の上に、一匹のぱちゅりーがいました。 眉間にしわを寄せ、何か悩んでいるようです。 「むきゅん・・・どうすればあのおやさいさんをたべられるのかしら・・・?」 先ほどからぱちゅりーが見ていたもの。それは村の畑でした。 そこには色とりどりの野菜がたくさん実っています。 ゆっくりにとって、そこはこれ以上ないほどのゆっくりプレイス。 お野菜さん食べ放題の楽園に見えました。 しかし、そこにたどり着けるゆっくりはごくわずか。 (といっても生きて巣に野菜を持ち帰ったゆっくりは0でしたが) 人間は馬鹿ではありません。 何度かゆっくりの被害に遭うたびに畑には色々な工夫がされていきました。 そのかいあって、最近では野菜の被害はほとんど出ていません。 まず、ゆっくりの侵入そのものを防ぐための強固な柵と罠。 そして、それが突破された際の保険として、畑の中心まで食い荒らされないように、 畑の外縁にはゆっくりにとって毒となる唐辛子が植えてあります。 今では畑は(ゆっくり達にとって)難攻不落の要塞であり、 理想郷(ゆっくりプレイス的な意味で)なのです。 ゆっくりたちは困ってしまいました。 「おやさいさんをにんげんさんがひとりじめしちゃったんだぜ!」 「さいきんはあまりごはんがないのに!とかいはじゃないわね!!」 「にんげんさんはゆっくりできないね!あとあまあまちょうだいね!」 「「そうだ!どすならなんとかしてくれるよ!」」 どすは困ってしまいました。 「お野菜さんは人間さんが育ててるんだよ?勝手にはえてこないよ?」 「ご飯がないのは勝手にすっきりして赤ちゃんをたくさん産んじゃったからでしょ!?」 「馬鹿れいむの方が人間さんよりゆっくりできないよ・・・」 「そうだ!森の賢者(笑)、ぱちゅりーならなんとかしてくれるよ!」 「「「ぱちゅりー!!なんとかしてね!!!」」」 「むきゅーーーーーーーーーん!!!??」(ゴパァ!)←クリームを吐いた音 森の賢者(笑)のぱちゅりーは慌てました。 しかし同時に感動もしていました。 いつも、「くちうるさいゆっくり」と言われ、どちらかというと嫌われゆだったぱちゅりー。 しかし今は群れのみんなだけでなく、ドスにまで頼られたのです。 「む、むきゅん! まかせなさい! ぱちゅりーがおやさいさんをてにいれるひさくをみんなにさずけてあげるわ!!!!」 「「さすがぱちゅりー!!もりのけんじゃだね!!」」 「何言ってるのーーー!!? そんなごどじだら人間ざんに殺ざれじゃうでじょーーー!!?」 そして、ぱちゅりーはその秘策を考えるために丘の上までやってきたのでした。 何かドスが言っていた気がしますが、調子にのったぱちゅりーには聞こえていませんでした。 「むきゅん・・・やっぱりあのさくさんがじゃまね。 あれさえなければおやさいさんはかんたんにてにはいるわ!」 ぱちゅりーの頭の中で徐々に作戦ができあがっていきます。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むきゅん!ひらめいたわ! やっぱりぱちゅりーったらもりのけんじゃね!!! むきゅきゅきゅきゅ(笑)」 その瞬間、確かにぱちゅりーの頭の上に「む?ん!」の文字が見えたのでした。 次の日。 ゆっくり達は昨日ぱちゅりーがいた丘の上に集まっていました。 心配そうなドスの姿も見えます。 「もりのけんじゃ、ぱちゅりー!!! ひさくさんをちょうだいね!!」 「むきゅきゅきゅきゅ、あわてないのよ! ・・・こほん、それではひさくをさずけるわ!! どす!! こっちにきてね!」 「ゆぅ? ぱちゅりー、いったい何を・・・」 「・・・・・パチェサン!!」←かけ声 「ぐぼぅ!!!」 なんということでしょう。 ぱちゅりーは賢者(笑)のくせにその無駄に鍛えられた髪を使い、 ドスの長い間使われていないまむまむをくぱぁ、と開いたのです。 「「ぱ、ぱちゅりーーーーーー!!!???」」 「んほーーーー!!むしゅうせいだわ!!」 「むきゅん!だいじょうぶよ! これがひさくよ! さ! いちばんにおやさいさんをたべたいのはだれ!?」 ぱちゅりーが群れのみんなに問いかけますが、みんな動きません。 ドスもショックが大きかったのか目を白黒させています。 あたりまえです。 秘策を授けると言いながらもぱちゅりーのしたことは ドスのまむまむをくぱぁしただけ。 これのどこが秘策なのでしょう? 「ぱ、ぱちゅりー、ちゃ、ちゃんとせつめいするんだぜ!」 「むきゅん?」(ぎらり)←血走った目が光った音 「ゆびぃ!? ぱ、ぱちゅりーさん!おばかなまりさにせつめいしてください!おねがいします!」 「むきゅん・・・しかたないわね」 ぱちゅりーの説明はこうでした。 ゆっくりの胎生出産は、体内の赤ゆをまるで射出するように出産します。 その飛距離はうまく飛ばせばゆっくりが飛び跳ねる距離よりも長いのです。 「ゆぅ、それはわかるんだぜ、ぱちゅりー・・・でもどすにあかちゃんはいないのぜ?」 「むきゅ、そんなのしってるわよ ここからはせつめいするよりじっさいにやったほうがいいわ ・・・れいむ、こっちにたちなさい」 「ゆぅ? ここ?」 「そう、そこでいいわ・・・・・・パチュサン!!」←かけ声 「ゆびぃ!」 「ゆふん(ハート)」 なんとぱちゅりーはれいむをドスのまむまむに挿入してしまいました。 「「ぱ、ぱちゅりー!!!??」」 「・・・・・・・いいなぁ・・・とかいはだわ・・・」 「さ! どす! いまはいったれいむをしゅっさんしてね!!」 「ゆっ!? ゆっ!? ゆっ!?・・・ゆっゆっゆ・・・ゆーーーーーーーーー!!!!!」 ボンっ!!! 「ゆぅーーーーーーーーーーーーーーーん!!おそらをとんでるみたいーーーーーーー!!!」 なんとういことでしょう。 どすのまむまむに挿入されたれいむがまむまむから空高く撃ち出され、 そのまま放物線を描き、柵の向こうに消えたではありませんか。 「「す、すごーーーーーーーーーーーい!!」」 「しゅっさんぷれい・・・!とかいはだわ!」 「これがひさくよ!! こうやってさくをこえて、なかからおやさいをとってくるのよ! それだけじゃないわ! さくのなかにはいったゆっくりときょうりょくしてそとからせめこめば にんげんさんをはさみうちにしてあのむらをわたしたちのゆっくりぷれいすにできるのよ!!!」 「「ゆぅーーーーーーーーー!!??」」 群れのゆっくりは驚きました。 お野菜さんだけではなく、あの村も手に入れられる。 ぱりゅりーはそこまで考えていたのです。 「「さすがぱちゅりーーー!!もりのけんじゃ!!」」 群れのみんなは喜びました。 そうと決まればあとは行動するだけです。 「ゆひー、ゆひー、ゆひー・・・」 「さ、どす。どんどんいくわよ!!!」 「やべでーーー!!もう挿入(い)れないでーーーー!!!堪忍してぇーーー!!」 「むきゅん!そのうちよくなるわ!! いやよいやよもすきのうちよ!!」 「ゆぅ・・・ぬめぬめするんだぜ・・・」 「あふん!!」 ボンっ!!! 「つぎはちぇんだよ~!わかってね~!!」 「駄目なのに!!」 ボンっ!!! 「れいむはしんぐるまざーなんだよ!あかちゃんといっしょにいくよ!」 「「いきゅよ!!」」 「感じ!!」 ボンっ!!! 「あぁ・・・これが、どすの、まりさの!なかなのねぇえええええ!!」 「ちゃう!!」 ボンっ!!! 「あったかいなり・・・」 「へう゛んじょうたい!!」 ボンっ!!! 「むきゅん、こんなもんかしらね」 「ゆ・・・ゆふふふふ・・・ドス・・・汚されちゃったよ・・・・」 丘の上には半数くらいになった群れのゆっくりと真っ白になったドス。 「さぁ、みんな! けいかくのだい2だんかいよ! むらをせめるのよ!!」 「「「ゆっゆっおーーーー!!!!」」」 ぱちゅりーの号令のもと、雄叫びを上げながら村に跳ねていくゆっくり達。 その頭の中には、ゆっくりとした未来しかありませんでした。 「ゆぎゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「ゆべぇ!!!??」 「どがいばーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」 「む、むきゅん!!!???」 ぱちゅりーは目の前の光景が信じられませんでした。 群れのみんなが、人間さんに潰されているのです。 人間さんはなぜか、全身餡子まみれでした。 中には数人、カスタードまみれだったり、チョコまみれだったり。 「てめぇら! これ! は! なんの! いやがらせ! だ!」 「頭に当たって、首が痛ぇだろうが!!!」 (むきゅん!!?? なんで!? さっきうちだしたゆっくりたちはどうしたの!!??) ぱちゅりーは気づきませんでしたが、 よく見れば村の中には丸い餡子だまりや、カスタードだまりがありました。 それはまるで餡子の入った袋を高いところから落とした炸裂させたような・・・。 「「ひゃっっはーーーーーーーーーーーーーーー!!! 皆殺しだー!!!」」 「ぱちゅりーーーー!! だずげでねーーーーーーーーーーー!!!」 「ど、どす!! なにしてるの!? どすすぱーくをうつのよ!!」 ぱちゅりーは後ろを振り返りますが、そこにドスはいません。 ドスは汚されたショックで、まだ丘の上で放心状態だったのです。 「むきゅーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!???????」 ぐしゃり ぱちゅりーの秘策。 その最大の欠点はぱちゅりーが着地のことを全く考えていなかったことでしょう。 運良く着地に成功したゆっくりも、 真っ先に畑に植えられている唐辛子を食べてしまい永遠にゆっくりしていたり、 他のゆっくりが炸裂する音で外に出てきた人間さんに潰されたりしていました。 まぁ、仮にすべてのゆっくり達が着地に成功したとしても ゆっくりが人間さんにかなうはずがありません。 結果はどちらも同じだったでしょう。 ゆっくり達の未来は全滅以外なかったのです。 こうして、馬鹿なゆっくり達が減った群れは 心とまむまむに傷を負ったドスの元、無事に冬を越すことができたのでした。 めでたしめでたし。 *最後まで読んでいただきありがとうございました。 *すいませんすいません。最悪のネタチョイスかも・・・。 *ありすはふりーだむでかわいいなぁ・・・ *てんたくるさんとか書きたいなぁ・・・ *今まで書いた物* 『ふたば系ゆっくりいじめ 272 おねぇさんのゆっくりプレイス』 『ふたば系ゆっくりいじめ 289 詰める』 『ふたば系ゆっくりいじめ 290 れっつびぎん』 『ふたば系ゆっくりいじめ 307 ぱぺっとショウ』 『ふたば系ゆっくりいじめ 313 おねぇさんのゆっくりプレイス・2』 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 畑被害と言っても、実際ゆっくりが食べられる野菜って、トマトやキュウリとかだろうな~ 根菜は掘らないとダメだし、ツル植物の野菜は分厚い皮で覆われているし。 -- 2018-01-16 18 42 24 ↓たいゆっくりならそれなりに強そうだが諸刃の剣すぎる・・・ -- 2016-07-22 15 13 29 ゆっくり大砲 ドスのまむまむによってゆっくりをうちだしドススパークに続く第2の遠距離攻撃を可能にした 着弾時にゆっくりは破裂、体力を失う同時にドスの精神と気力も削る 威力は皆無といっていい開発者は馬鹿ゆっくりパチュリー -- 2012-07-08 16 44 31 森の賢者(笑)wwwwww -- 2012-03-24 12 22 58 ぱちゅリーだけは家にくれば可愛がってやるのに。 もちろん性格矯正した上で。 -- 2011-11-12 06 26 43 さwすwがwぱwちwゅwりw-www -- 2011-11-02 23 19 27 どすは許されたのかww さすがの虐待お兄さんも気の毒がって襲わなかったのかなー? 賢いゆっくりが残って良かったね。めでたしめでたし -- 2010-10-04 20 26 05 ゆん斗ゆっくり砲弾! -- 2010-07-31 23 10 04 空高く撃ち出され でオチがわかったww こういう馬鹿ネタも好き -- 2010-07-27 14 32 28 途中でオチが読めた。 -- 2010-07-07 08 17 56